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栽培管理|ハイビスカスの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

ハイビスカスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ハイビスカス写真

ハイビスカスは、南国のイメージがとても強い花のひとつ。世界には、2000品種を超えるハイビスカスがあるといわれています。花色は、コーラルピンクやピンク、白、薄紫、黄色など多彩です。ハワイアン系の品種は花が大きく、色合いも派手。ハワイアン系に比べると在来種の花は小さく、比較的寒さに強い系統が多くあります。 ハイビスカスの花の名前は、エジプトの美を司る女神である「ヒビス」に由来し、英名では「ヒビ

管理

水やり

気温が上がる生育期は、乾いたらたっぷり水をやります。特に初夏からは生育が旺盛になり、水分を盛んに吸収します。水切れが起こると葉先が枯れたり、せっかくできた蕾が落ちてしまいます。中には枯死する株も見られるので、特に鉢植えのハイビスカスには、水切れさせない管理が必要です。 また、生育が止まる晩秋から早春までの気温の低い時期は、やや水やりを控えて、乾燥気味に栽培します。

肥料

ヤエザクラが開花する頃、ハイビスカスは徐々に新芽や花芽をのばします。この頃に適量の粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を根元に施します。その後は液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を1週間に1回施します。

置き場所

南国育ちのハイビスカスは、日当たりのよい場所が大好きです。ただし、日本の蒸し暑い気候は少々苦手。夏は風通しのよい場所で管理しましょう。気温が30℃以上になる日は、株が疲れてしまうので、明るい日陰に移動して、株を休ませましょう。

さし木

ハイビスカスの繁殖は、さし木で行います。時期は、6月から7月の梅雨の時期に行います。若くて元気なj茎を切って、さし穂に用いましょう。1カ月ほどで発根します。さし穂には切り口に植物成長調整剤「ルートン」を塗ると発根が促されます。発根後は一回り大きな鉢に植え替えます。

監修 園芸研究家 矢澤秀成

種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

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