• 夏編:夏の野菜管理と、秋収穫に向けた野菜作り
  • 秋編:今植えて、年内から早春に収穫!秋からはじめる野菜作り
  • 冬編:冬を越えて春に収穫!冬でも

季節と楽しむガーデニング春編:今植えて、夏に収穫! 春からはじめる野菜作り

庭や街角の草花の様子が華やかになるにつれ、気持ちも自然とはずんできます。
思い立ったら今季こそ、野菜づくりを始めてみませんか?

コンテナでも育つ人気の夏野菜Best3

  • No.1

    トマト

    真っ赤で丸くて甘酸っぱい。みんなが大好きな要素がつまった太陽のようなトマトは、初心者からベテランまで、育てたい野菜No.1!

  • No.2

    ナス

    上手に育てれば、秋までの長い間、どんどん実ってたくさん収穫できるナス。和洋中からエスニックまで、用途の幅が広いのも魅力。

  • No.3

    オクラ

    ネバネバ成分のムチンが夏バテに効果的と謳われているためか、最近注目の野菜。育てた人だけが楽しめる美しい花もぜひお見逃しなく。

月ごとの作業 / ポイント

4月

4月

サクラの開花は園芸作業スタートの目印になります。野菜の植えつけは、ヤエザクラが散る頃がベスト。
4月に入ったら、スタートに備えて作業ポイントをチェックしたり、準備すべき用品の買い出しを始めましょう。
ベランダや玄関で、我が家のコンテナ菜園のスタートです!

スタートのための基礎知識

コンテナで育てれば、野菜づくりが身近に感じられます。まず大型プランターと培養土、肥料を揃えるところから始めましょう。

野菜をよりおいしく、大収穫を目指すなら、用土がたくさん入る野菜用などの大型プランターを用意しましょう。用土も「野菜用」と表示があるものならより簡単。ひと手間加えるなら、3割ほど完熟堆肥を混ぜると、水もち、肥料もちがよくなります。難しそうに思える肥料も、野菜用なら手間なしです。粒状肥料「マイガーデンベジフル」は、あらゆる野菜の元肥にも追肥にも使えるので便利です。

夏野菜の苗の選び方

すこやかに野菜を育てるためには、よりよい苗を選ぶことから始めましょう。入手するタイミングとよい苗の見極めが大切です。

野菜は成長が早いので、新鮮で病害虫がついていなく、つるなどが伸びすぎていない苗を選びましょう。トマトは最初の花が咲き始めている苗がベストです。また、トマトやナスは、おいしい実がつく品種を別の病害虫に強い品種の根に接いである「いいとこ取り」の接ぎ木苗があります。通常の苗よりやや高価ですが、それだけラクに健全に栽培でき、その結果、よりおいしい果実をどんどん収穫できます。

苗を植えよう

この時期注意したいトラブル病害虫ナビを見る

害虫
アブラムシ
春はトマトやナスの新芽にアブラムシがつくことがあるので、植えつけの穴に、殺虫剤「オルトランDX粒剤」を散布します。


モモアカアブラムシ
(ナス)

「コガネムシの幼虫」
コガネムシの幼虫に野菜の根を食害されることがあるので、植えつけ時に殺虫剤「家庭園芸用 サンケイ ダイアジノン粒剤」を土に混ぜておきます。


コガネムシ幼虫

病気
うどんこ病
昼夜の気温差が大きい時期は、うどんこ病が発生することがあります。オクラには殺虫殺菌剤「兼商モレスタン水和剤」、ナスには殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布します。


うどんこ病(ナス)

「葉かび病」
風通しが悪く、湿度が高いと、トマトの下葉の表に薄黄色の斑点が出る葉かび病が発生することがあります。殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」を散布して防除します。


葉かび病(トマト)

5月

5月

5月の大型連休は、まさに夏野菜の植えつけどきピークです。
用土や肥料の準備が整ったら、いよいよ苗の買い出しに園芸店へ出かけましょう。
「苗半作」と言いますが、育ててみたい品種の良い苗を入手したら、弱らないうちに早めに行動したいものです。

植えつけのポイント

入手した苗はできるだけすぐに植えつけると、その後の生長に悪影響を及ぼしません。準備は万端にしておきましょう。

用意しておいた大型プランターに底網がない場合は、排水孔に鉢底ネットを敷きます。適量の粒状肥料「マイガーデンベジフル」を混ぜた野菜用培養土を入れたら、移植ゴテなどで植え穴を掘って、ポットから取り出した野菜の苗を植えつけます。この時、苗の株元を土に埋めてしまわないように注意します。苗には、長さ30cmほどの仮支柱を斜めに立てて麻ひもなどで結んでおきます。底穴から流れ出てくるまでたっぷり水やりをして、植えつけ完成です。

必ず実をつけさせるコツ

トマトやナスは1番花がしっかり結実すると、あとは比較的ラクに実がつきます。実つきや成長を助ける便利アイテムも活用しましょう。

尻腐れ症
(トマト)

低温だったり昆虫が少ない高層階のベランダなどでは、トマトの実がうまくつかないことがあります。1番花の実をきちんと結実させるために、トマトには植物成長調整剤「日産トマトトーンスプレー」、ミニトマトやナスには「日産トマトトーン」を使用回数を守って使用すると確実です。また、この時期から肥料「トマトの尻腐れ予防スプレー」を定期的に散布すると、「カルシウム不足が原因の生理障害である尻腐れ症」の発生を予防できます。

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害虫
「ハモグリバエ」
ナスの葉に不規則な線が現れたら、ハモグリバエが葉の中を食害しています。殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」を散布して防除します。


ハモグリバエ
(ナス)

「コナジラミ類」
あたたかくなってくるとコナジラミが発生することがあります。トマト、ナス、オクラには殺虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」を散布して防除します。


タバココナジラミ
(ナス)

病気
うどんこ病
好天が続き、乾きやすい環境では、うどんこ病が発生しやすくなります。殺虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」を散布します。食品を利用した薬剤なので、生育期間中、何回でも使用でき、収穫前日まで散布可能です。「ベニカマイルドスプレー」はコナジラミ類のほか、アブラムシ類、「ハダニ類」にも使用でき、うどんこ病と同時に防除することができるので便利です。


うどんこ病(オクラ)

6月

6月

植えつけから約1ヶ月が過ぎ、みなさんの夏野菜たちは、ぐんぐん元気に育っていることでしょう。
そろそろやってくる梅雨に備えて、お手入れにもちょっと気合を入れませんか?

支柱立て

トマトはぐんぐん草丈が伸びます。また、ナスやオクラの茎が折れてしまわないように、しっかりとした支柱を添えて育てましょう。

トマトは草丈が2m以上に伸びる野菜です。そしてナスやオクラはたわわに果実をつけると重くなり、強風などで茎が折れる心配があります。ぐんぐん生長し、植えつけ時に添えた短い仮支柱の高さを超す前に、それぞれに本支柱を立て替えましょう。トマトは2.4mほどの1本支柱に替えます。らせん状の支柱なら、寄り添うように茎が伸びるので、誘引が不要です。ナスは1.5mほどの支柱を3本をX型に立てます。オクラには70〜80cmほどの支柱を添えておくと安心です。


尻腐れ症(トマト)

なお、トマトには、葉面散布肥料「トマトの尻腐れ予防スプレー」の散布を定期的に続けましょう。「カルシウム不足が原因の生理障害である尻腐れ症」の発生を予防できます。

 

芽かき・摘心・下葉かき

トマトとナスはわき芽を摘み取る「芽かき」、オクラは収穫が始まったら、株の下方の葉を摘み取る作業が欠かせません。


トマトのわき芽

トマトは葉のつけ根からわき芽が伸びてくるので、見つけたらすべて摘み取ります。さらに、手を上に伸ばして届く位置で茎の先端を摘心すると、実つきが安定します。
ナスは、主枝の下2本のわき芽を伸ばし「3本仕立て」で育てるので、それより下から伸びるわき芽は摘み取ります。
オクラは、実がついて収穫が始まったら、収穫した節の1〜2節分だけ葉を残し、それより下についている葉は摘み取り、風通しをよくして育てます。

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害虫
「ハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ」
夏が近づくと、ガの仲間の幼虫が発生します。これらは大食漢で、あっという間に被害が広がります。6月頃までにはハスモンヨトウの発生が増え、葉脈だけ残して葉が食べつくされるので油断ができません。殺虫剤「STゼンターリ顆粒水和剤」で防除しましょう。


ハスモンヨトウ
(ナス)

「アブラムシ類」、「コナジラミ類」、「ハダニ類」
4、5月に引き続き、アブラムシ類やコナジラミ類が発生することがあります。また、気温の上昇によって乾燥した環境になると、葉色がカサカサして見える、ハダニ類の被害が出ることもあります。殺虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」なら、見つけるたびに何回でもたっぷり散布できます。また、同時にうどんこ病の防除にも利用できます。
病気
疫病」、「褐色腐敗病」
気温が安定したころ、トマトやナスの葉に茶色いシミのような病斑ができるのが疫病です。酷くなると茎や果実にも病斑が広がります。殺菌剤「サンボルドー」を散布して防除しましょう。殺菌剤「サンボルドー」は、ナスの褐色腐敗病の防除にも使用できます。


疫病(トマト)

菌核病」、「灰色かび病
雨が続くなど湿度が高い気候で、風通しが悪いと、トマトやナスに菌核病や灰色かび病が発生することがあります。発生すると葉や果実にかびが見られ、著しく収穫量が損なわれるので、殺菌剤「GFベンレート水和剤」を散布して防除しましょう。


灰色かび病(トマト)

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