• 春編:今植えて、夏に収穫!春からはじめる野菜作り
  • 秋編:今植えて、年内から早春に収穫!秋からはじめる野菜作り
  • 冬編:冬を越えて春に収穫!冬でも

季節と楽しむガーデニング春編:今植えて、夏に収穫! 春からはじめる野菜作り

春から育てた夏野菜コンテナの収穫がうれしい季節。
暑さに負けずひと手間かけつつ、次の植えつけにもチャレンジ!

コンテナでも育つ人気の夏野菜Best3

  • No.1

    ナス

    美味しい秋ナス収穫のためには夏の更新剪定と追肥が不可欠。元気にリフレッシュした株は、秋まで収穫が長~く楽しめます。

  • No.2

    ブロッコリー

    おなじみの頂花蕾だけでなく、次々と出る小さな側花蕾も楽しみのひとつ。株張りが大きめなので、コンテナまわりのスペース確保を忘れずに。

  • No.3

    ジャガイモ

    トマトと同じナス科ナス属のため連作に注意。袋でも育てられるので、ベランダ栽培もOK!新ジャガの掘り上げが楽しみです。

月ごとの作業 / ポイント

7月

7月

梅雨も後半になると、雨量がぐっと増えて、梅雨明けが待ち遠しいこのごろです。
日照不足がやや気になりますが、いよいよ本格的な収穫期も迎える時期になりました。
今月は早くも、秋野菜の準備がスタートします。ぜひトライしてみましょう。

トマトの雨よけの設置

トマトの果実に雨が当たると、水分を含んで膨張し、裂果してしまいます。コンテナを軒下に移動させるか、雨よけを設置しましょう。


収穫適期の中玉トマト。
樹上完熟できるのも
家庭菜園の魅力

果実がついたトマトは、可能であれば軒下に移動させます。難しい場合は、アーチ支柱とビニールシートで雨よけを設置して、裂果を防ぎましょう。果実がヘタの近くまで色づいたら収穫できます。ミニトマトなら、触れるとポロッと落ちるなら完熟した証拠。1果ごと摘み取る以外にも、房ごと切り取っても構いません。最上段まで果実がつくころ、一番下方から出たわき芽は残して伸ばしてみましょう。台風が到来すると主茎が折れてしまうことがありますが、この下方のわき芽を伸ばしておくと、折れた主茎の代わりとなって、再び収穫を期待することができます。なお、最上段の果実の収穫が終わったら、水やりを中止し、鉢土を乾かします。株が枯れたら抜き取って鉢土と分別し、可燃物として処分するか、生ゴミ堆肥などに利用します。

ナスの更新剪定

梅雨が明けたらチャンス! 更新剪定&追肥で株をリフレッシュさせれば、収穫期をグンと延ばせます。

すくすくと成長したナスは、この時期になると茎数がふえて、株の内側がだいぶ混み合ってきます。こうなるとよい果実がつきにくくなるので、株の上部の1/3〜1/2ほどを切り戻してリフレッシュさせましょう。同時に、フォークなどで表土を軽くほぐしたり、鉢からやや内側の位置に移植ゴテをさし込んで根を切っておくと、新しい根が伸び出します。生育を促すために、肥料「ベジフル液肥」も忘れず施しましょう。作業後に伸びたした茎には、再びよい果実がつき、秋ナスとして楽しめます。

ブロッコリーのタネまき

ブロッコリーは、代表的な、育て甲斐のある秋野菜のひとつです。10月下旬から収穫するためには、7月中・下旬にタネまきを行います。

暑さ本番の時期のタネまきは、少々難易度が高くなります。しかし、丁寧に管理して育苗できれば、野菜づくりがますます身近に感じられるようになるので、ぜひトライしてみましょう。9cmポットに新しい培養土を入れ、5〜6箇所のまき穴をあけて1粒ずつタネをまきます。風通しのよい半日陰に置いて乾かしすぎないように管理し、発芽したら3本残して間引いて、日なたに移します。水切れと過湿に注意して育てましょう。なお、この後の植えつけに使用する培養土も新しいものを使用してください。以前にアブラナ科の植物の栽培に使用した用土を再利用すると、根こぶ病発生の原因になります。

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害虫
「オオタバコガ」
夏に活発になる害虫で、幼虫は野菜の実の中だけでなく茎や枝の中まで旺盛に食害するため大きな被害があります。天然成分の殺虫剤「STゼンターリ顆粒水和剤」で防除します。収穫前日まで使用できます。


オオタバコガ(トマト)

「ハダニ類」、「テントウムシダマシ」
高温による乾燥で、葉がカサカサしたように見えるハダニ類が発生しやすくなります。また、ナスにはテントウムシダマシが発生し、葉を食害します。いずれも殺虫剤「パイベニカ Vスプレー」を散布しましょう。収穫前日まで使用できます。


カンザワハダニ
(ナス)

「ヨトウムシ類」
ヨトウムシ類の終齢幼虫は大型で食欲旺盛です。あっという間に株を丸裸にしてしまいます。苗の植えつけ時に殺虫剤「家庭園芸用GFオルトラン粒剤」を散布して、被害を防ぎましょう。


ヨトウムシ
(ブロッコリー)

8月

8月

梅雨が明け、本格的な夏の盛りです。高温と乾燥で野菜も少々傷みがち。
暑さに負けず、丁寧な管理を心がけましょう。
豪雨が心配な時期でもあります。コンテナの置き場の排水溝のチェックも忘れずに。

秋作ジャガイモの植え付け

8月下旬〜9月中旬には、ジャガイモの秋作が始められます。ポイントは品種選び。春作とは違い、秋作に適した「デジマ」「ニシユタカ」などを選びましょう。

市販のジャガイモやタネまきから育てるのではなく、園芸店などで入手できるタネイモを用意します。タネイモのサイズに応じて、ひとつ30〜40gに切り分け、切り口を乾かしてから植え付けます。
ジャガイモは、ナス科の野菜です。同じナス科のトマトやナスなどの後に植えると連作障害といって、生育が衰えるので、コンテナ栽培でも古土を利用するのは避けましょう。新しい用土に苦土石灰を施して、酸度をpH5.0〜6.0に整えてからタネイモを植え付けます。
深さ30cm以上の大型コンテナで栽培します。入手が難しいときは、大きな袋を用意して、用土を入れて利用します。培養土の空き袋でも構いませんが、通気性・透水性のある麻袋などもおすすめです。

秋ナスの収穫

いよいよお楽しみ、秋ナスの収穫時期の到来です。よい果実のために、追肥や水やりを怠らないようにしましょう。

7月に更新剪定をした株からは、新しい茎が伸びて、よい果実がつき始めます。もしも果実の形が奇形だったり、果肉が硬かったりするなら、肥料切れや水切れの可能性があります。野菜用液体肥料「ベジフル液肥」を追肥し、水切れしないように管理を見直しましょう。
更新剪定をした株は、平均して10月中旬ぐらいまで収穫ができます。10月中旬より前でも、よい果実がつかなくなったり、勢いが衰えたなら、栽培終了です。コンテナの水を切って乾かし、株を萎れさせてから引き抜くと、コンパクトになります。

ブロッコリーの苗の植え付け

7月中・下旬にタネをまいた苗は、順調に育っているでしょうか。苗の本葉が5〜6枚になったら、植えつけ適期です。

植えつけに使用する培養土は、新しいものを使用しましょう。以前にアブラナ科の植物の栽培に使用した用土を再利用すると、根こぶ病発生の原因になるので避けます。何を栽培していたか不明な用土を再利用する場合は、殺菌剤「STダコニール1000」を植え付け後の株元に注いでおきましょう。
25ℓ以上入るプランターを用意し、市販の野菜用培養土に用土1ℓ当たり7gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」をよく混ぜ込んでから入れます。植え穴を掘り、たっぷり水を注いで水が引いたら、苗を植え付けます。再度たっぷりと水やりしましょう。

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害虫
アオムシ
キャベツと同じアブラナ科のブロッコリーには、モンシロチョウの幼虫であるアオムシが多く発生しますが、春だけでなく発生に合わせて秋にも被害が多発します。効果が続く浸透移行性殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」で防除してください。


アオムシ

アザミウマ
夏の高温乾燥期はアザミウマがよく活動します。
体長が1~2mm程度と小さく、肉眼では見つけにくい害虫です。植物に傷をつけて汁を吸うため、多発生すると被害が大きくなります。 ブロッコリーのアザミウマ類は「家庭園芸用マラソン乳剤」で退治できます。マラソン乳剤は、ブロッコリーの「アオムシ」、なすの「アブラムシ類」・「ハダニ類」にも効果があります。
病気
「黒あざ病」
ジャガイモの表面に黒いアザができる黒あざ病は病原菌による伝染性の病気です。発生の予防のため、タネイモの植え付け前に粉末状の殺菌剤「GFベンレート水和剤」を1回、タネイモに直接まぶすように粉衣します。
うどんこ病
カビが原因のうどんこ病は湿度が高い時期に発生するイメージがありますが、年間を通じて多い病気です。コンテナ栽培は乾燥しやすいので水管理に注意が必要ですが、乾燥時にうどんこ病が発生すると葉や株へのダメージも大きくなるので、発生前からの予防的防除を心がけましょう。ナスのうどんこ病防除には、収穫前日まで使える殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」がおすすめ。


うどんこ病(ナス)

根こぶ病
根にこぶができる根こぶ病は、アブラナ科野菜だけに発生するやっかいな病気で、発生すると根からの給水が阻害されて株が弱ります。 土中で菌が数年間生き残るので、連作により被害も大きくなります。 発生予防として、ブロッコリー苗の定植時に「STダコニール1000」を1000倍に薄めて土壌灌注します。「STダコニール1000」は、ブロッコリーの「べと病」予防にも収穫21日前まで使用できます。

9月

9月

盆を過ぎて9月に入ると、心なしか風が涼しく、暑さが和らいで感じられます。
しかし、まだ高温が続くので、傷みと用土の乾かしすぎに注意します。
中旬を過ぎ、秋の長雨の時期に入ったら、風通しに留意しましょう。

秋作ジャガイモの芽かきと追肥

ジャガイモの芽が伸びてきたら、タイミングを逃さず、芽かき、土寄せ、追肥の作業をリズミカルに行なって!


芽が出たジャガイモ

8月下旬〜9月中旬に植え付けたジャガイモのタネイモからは、芽が伸びてきているでしょうか。高さ10~15cmのころに太くしっかりした芽を1〜2本選んで残し、他の芽はかき取ります。
芽かきを行ったら忘れずに、株元に土を寄せておきましょう。コンテナで土が少ない場合は、新たな培養土を用意して、増し土しても構いません。
さらに、株元へ粒状肥料「マイガーデンベジフル」を追肥します。
ここまでの3ステップの作業は、一気にセットで行ってしまうのがコツです。また、その後は週に1〜2回、速効性の液肥「ベジフル液肥」で追肥を行いましょう。

 

葉ネギのタネまき

キッチンで使い勝手のよい葉ネギを、プランターでひとつ栽培しておくと、味噌汁の浮き実や料理の飾りに重宝します。

標準サイズ(12ℓ)、あるいは野菜用の大型プランター(25ℓ)を用意します。いずれの場合も、用土1ℓ当たり7gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」をよく混ぜこんだものを、プランターの縁から2cm 下まで入れておきます。たっぷり水をかけ、しばらく放置しておきます。
用土の表面を、手や木片を使って平らに均したら、割ばしや指で深さ2cmのまき溝を20cm間隔でつけます。1cmおきにタネをまき、軽く土をかぶせたらタネまき完了です。
発芽までは、土を乾かさないように管理することが大切です。不織布をかけておくとよいでしょう。それでも用土の表面が白っぽく乾いたら、ハス口をつけたジョウロでゆっくりたっぷり水を与えます。発芽したての幼苗も繊細なので、土がえぐれないように、水やりは優しくが鉄則です。

ブロッコリーの苗の植え付け

9月中旬までが、苗の植えつけ適期です。8月のうちに植えつけを終えた苗には、追肥を行い、大きな花蕾に期待します。

植えつけを終えた株の本葉の数をチェックしましょう。10枚を超えていたら、株元に土を寄せます。新しい用土を増し土しても構いません。
続いて、液体肥料「ベジフル液肥」を株元へ施しましょう。週に2〜3回ほど追肥を施します。
このタイミングでの追肥は、花蕾を大きく育てるために重要です。忘れないようにしましょう。

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害虫
「テントウムシダマシ類」(ジャガイモ)
幼虫・成虫ともにトマト、ナス、ジャガイモなどのナス科のほか、キュウリ、すいか、カボチャなどのウリ科の植物の葉を食べる食害性害虫。
ジャガイモが宿主となり、産卵の後春から夏にかけて繁殖しながら長期間野菜に被害を与えるため、効果が続く浸透移行性の殺虫剤「ベニカベジフルスプレー」で早めに防除しましょう。


テントウムシダマシ類
(ジャガイモ)

「ネギアザミウマ」(ネギ)
高温乾燥期に活動が活発化するネギアザミウマは春と秋に発生し、野菜に傷をつけて汁を吸う害虫。ネギだけでなく、アブラナ科、ユリ科の野菜にも被害をもたらします。防除対策として、種まき時に「モスピラン粒剤」を播き溝の土に混ぜて防除。発生してしまったら、「ベニカ水溶剤」を収穫3日前までに散布します。


アザミウマ類

「コガネムシ類幼虫」・「ネキリムシ」(ブロッコリー)
ブロッコリー苗の管理は、コガネムシ類幼虫やネキリムシなどの土壌害虫に注意します。
苗の生育が思わしくない場合は土壌害虫による根の食害被害が考えられます。
土の中で殺虫効果が続く粒状の殺虫剤「家庭園芸用サンケイダイアジノン粒剤3」を土に混和して防除しましょう。ブロッコリーの収穫30日前まで使用できます。


ネキリムシ

「アブラムシ類」(ネギ)
ニラやネギ類のやわらかい新芽にはアブラムシがつきやすく、放置するとどんどん増えます。
アブラムシを見つけ次第、食品成分の殺虫殺菌剤「ベニカマイルドスプレー」をたっぷり散布します。
病気
さび病」(ネギ)
葉の表面に赤く細かい粒状の斑点ができ、表皮が敗れると中から赤さびのような粉が出ます。カビの胞子が原因で発症する、伝染性の強い病害です。
予防と治療効果のある殺菌剤「STサプロール乳剤」で防除します。収穫7日前まで使用できます。


さび病(ネギ)

べと病」(ブロッコリー)
カビ(糸状菌)が原因で発生する伝染性の強い病気です。葉に黄色い病斑が出たり、花蕾の主に内側が黒く変色します。
感染前に、予防効果のある殺菌剤「STダコニール1000」を収穫21日前までに散布して発生を予防します。「STダコニール1000」はネギのさび病予防にも収穫14日前まで使用できます。

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