2017年6月16日配信号 vol.61

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★☆病害虫の防除方法や有効薬剤を調べるには「病害虫ナビ」!☆★

6月も半ば、梅雨入りの声も聞こえてきて、本格的な病害虫シーズンに突入です。特に病気はカビが原因のものが多いので、高温多湿な天候が伝染しやすい環境をつくります。eグリーンコミュニケーション内「病害虫ナビ」では、不調の原因がわからない時に、植物の部位や症状から検索して原因を特定し、たどりついた病害虫の防除方法や有効薬剤を調べることもできます。毎日の植物管理や、お困りの時にぜひお役立てください。

 

★☆あなたが育てたバラの写真を投稿してください!☆★

★☆バラ写真のコレクションを作っています。☆★
★☆投稿受付は6/20(火)まで☆★

毎年好評のバラ写真投稿コンテンツ「みんなでつくるマイローズコレクション」。
みなさまがご家庭で愛情込めて咲かせたバラの写真を、ホームページからどんどん投稿してください!
品種が異なるバラであれば、おひとりさま何回でも投稿いただけます。
投稿写真は品種確認審査を経てコンテンツ内でコレクションとして公開しますが、掲載された写真の中から厳選してミニ冊子「コレクションBOOK」を作成し、掲載された方にプレゼントいたします。あなたの写真が本になるかも?!

投稿受付は6/20(火)までです。お急ぎください!

 
 

 ◆◇ガーデニングコラム 「今日もみちくさ」 その56◇◆
見慣れた植物、物珍しい植物

 梅雨入りの声を聞き、庭や街角にアジサイが目につくようになりました。ひらひらと装飾花で縁取られるガクアジサイ(Hydrangea macrophylla f. normalis)、手まり咲きのホンアジサイ(H. macrophylla f. macrophylla)。そしてピンクや白、八重咲きといった園芸品種の数々。めぐる季節をそこはかとなく、咲く花が教えてくれます。
 「みちくさ」しながら様々なアジサイを眺めていたら、「あぁ、江戸時代にシーボルトは、アジサイを見て『これは珍しい!』と驚いて、ヨーロッパへ持ち帰ったのだなぁ」などと、ふと思いました。
 今月は、今が盛りのアジサイからインスピレーションを得たことを、綴ってみたいと思います。

 

◆ おなじみの植物も、ところ変われば「珍奇もの」


 アジサイはご存じのように、日本原産の植物です。基本種はガクアジサイで、房総半島、三浦半島、伊豆半島などに自生しています。ほか、ガクアジサイの変種とされるホンアジサイも含め、古くからアジサイの名所が各地につくられるほどに愛され、植えられてきました。
 現在ではこれらのほか、江戸時代にオランダへ持ち込まれた日本の自生種からヨーロッパで改良されたグループ、西洋アジサイも加わり、いっそう華やかな景色をつくってくれています。
 また、カシワのような葉と長い花穂が特徴的なカシワバアジサイ、ライムグリーンの花序が美しい‘アナベル’(アメリカノリノキの園芸品種)は、アジサイ属でも北アメリカ原産です。このようにアジサイ属の植物は、日本を含むアジアと北アメリカに分布しています。
 私たちにとって、6月といえばアジサイと思うほど身近な植物で、むしろ当たり前の景色だといえます。ところが前出のドイツ人医師で博物学者のシーボルト、そしてその前任者であり、先にヨーロッパへアジサイをもたらしたとされるツンベルクともに、日本のアジサイを見てその美しさに見惚れ、珍しさに驚いたわけは、かつてのヨーロッパにアジサイは、存在しなかった植物だからです。
 しかし、自国になく見慣れない植物だからこそ、それに観賞価値を見出し、やがては華やかな西洋アジサイを生み出すに至るその気概。人間の持つ「初めて見た!」「珍しい!」「面白い!」という気持ちは、様々なものを生み出す原動力になるのだなと、改めて思いを馳せました。

 

◆ 人はいつも、「珍奇もの」に突き動かされてきた


 私たち日本人にとって見慣れたアジサイも、ところ変われば珍奇な植物だったように、私たちは熱帯地域の植物に驚嘆し、それはそれは大切に育ててきました。17世紀ごろより最初は有用植物を、のちには観賞価値の高い植物をも世界中から収集したヨーロッパなどのプラントハンターは、その主君であるイギリスやオランダへ、様々な植物をもたらしました。
 洋ランもそのひとつ。プラントハンターによって紹介された洋ランは、ヨーロッパの地で大切に育てられ、栽培の必要性から温室が誕生しています。さらに温室の設計から施工の技術をも、格段に進化させました。気候が全く違う場所原産の植物を育てたいという人間の欲望が、絶えず、不可能を可能に変えてきた歴史があります。
 さて、先日東京のサンシャインシティで開催された「第57回蘭友会らん展」に「みちくさ」してきました。これは、冬の「世界らん展」に次ぐ、人気の催しもの。ここでも洋ランに限らず、いくつもの「初めて見た!」「珍しい!」「面白い!」植物との出会いがありました。
 アジサイの季節が過ぎれば、多様かつ、まだまだ日本に住まう私たちにとっては、珍奇でやまない熱帯植物のシーズンがやってきます。この夏、あなたの好奇心をそそり、不可能を可能に変えてしまう、そんな刺激的な植物との出会いがありますように。

PROFILE

 

ウチダトモコ

園芸ライター、グリーンアドバイザー、江戸東京野菜コンシェルジュ。
ガーデニングに関わるあれこれを、雑誌やウェブなどで提案および取材執筆活動中。

 
 

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花と緑のメールマガジン vol.61はここまで!

次回の配信もお楽しみに!

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発行日:2017年6月16日
発行元:住友化学園芸株式会社ホームページ事務局

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