【カルシウムが欠乏するとこんな症状が】

尻ぐされ症の発生果(トマト)
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植物にとってカルシウムは、さかんに生長している部分がいちばん要求度が高いのです。結球野菜では芯葉の部分、伸長している植物では新葉、新芽などです。
また、夏場などで温度が上昇し、急に植物が生育したりするときにカルシウムの供給が一時的にまにあわずに、トマト栽培では果実の尻ぐされ症が出て、農家ではせっかくの収穫を台なしにしてしまうことがあります。これは家庭菜園でも同じように発生するカルシウム欠乏による症状です。トマトの場合、へたの上部(果柄部)の関節がカルシウムの移動を妨げるバリアの構造となっているため、カルシウムが果実にまんべんなくいきわたりにくく幼果の細胞壁がこわれ、尻ぐされ症が発生しがちです。さらに土が乾燥したり、根が傷んだりするとますますカルシウムの吸収がうまくいかなくなり、夏期の高温時には特に障害が多発します。果実のほかには、葉先がカールしたり、ちぢれたり、枯れたりする症状が発生します。この原因は高温で植物の生長速度が急に早くなってしまったのにも関わらず、根から吸収されるカルシウムの移行する速度が遅く、下葉には供給されても、上葉では供給量が追いつかず、欠乏症を起こしてしまうためです。
また、キャベツやハクサイなどの結球野菜の芯ぐされ症もカルシウムの欠乏症のひとつです。
草花のカルシウム欠乏症としてはカーネーションや、キクなどの先端葉の生育が阻害され、枯死するなどの症状があります。これは、細胞の伸長がふぞろいになる生理的な障害です。
カルシウムは細胞分裂を促進し、細胞壁を丈夫にし、その結果、病害虫に強い植物体をつくります。生育期にコンスタントに肥料分として補給されることによって、植物の生長をスムースにし、活性化できる重要な要素なのです。
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