ハチ 茎 枝・幹 葉・新芽 果実 花・蕾 植物全体 不快な害虫 迷惑な小動物
 | 
ナメクジ・カタツムリ(マイマイ)[食害性害虫]
 
マリーゴールド:チャコウラナメクジ
キャベツ:カタツムリ
シンビジウム:ナメクジ(被害)
有効な薬剤
発生時期

一年中(特に梅雨期に多く発生)

寄生植物

草花、野菜、らん類及び鉢植えの花木など多くの植物

被害症状

植物体の柔らかい部分、花弁、新芽や若い葉を好んで食害します。食害された部分は穴が開くため、せっかく咲いた花がだいなしになり、年1回しか咲かない洋らんなどでは特に被害は重大です。幼苗期の被害は著しく、苗そのものが食べられたり生育が止まったりします。また、イチゴは地際に実るため、穴を掘ったように食べられます。また、新芽部分が軽く食害された場合、葉が生育するとともに葉に穴が開いてくることがあります。

生 態

ナメクジ類は雌雄同体のため、一匹では産卵できませんが二匹いると両方とも産卵します。卵は土中や鉢底などにまとめて産み付けられ、半透明で2〜3mm前後の円形や楕円形をしています。カタツムリは殻を持っているため比較的乾燥に強いですが、ナメクジは弱く、昼間は鉢底など湿っぽい場所に隠れています。隠れている状態は丸くて太くなっていて、活動する時は細長くなるため別種のように見えます。暗くなってから活動しますが、半径数mの範囲内で活動し、朝になると元の鉢底などに戻ってきます。細長くなった時に頭部が入れる大きさの割れ目や穴があればどこにでも入っていきます。 這った跡にナメクジ特有の粘液が残り、乾燥すると光って見えるため、加害場所にいなくても他の害虫の被害と区別できます。この粘液は水がかかると溶けて無くなります。

防除方法

ナメクジ類は昼間、鉢底やブロックの下などに隠れているのでそれらを見つけ、また、卵塊があればなるべく取り除きます。夜行性なので夜間、植物を食害していないか観察し、見つけしだい箸などでつまんで取り除きましょう。薬剤ではナメトックスやグリーンベイトなどの誘殺剤を(特に活動が盛んになる雨上がりの夕方などに)植物のまわりにパラパラとまいておくと効果的です。また、ナメトックス液を植物のまわりや通り道に散布しても効果的です。

豆 知 識

その1:ビールはナメクジをよく誘引しますが、殺虫効果は無いので飲み逃げされる場合があります。ビールだけでなく、中にナメトックスなどのナメクジの薬剤を入れると効果的です(ペレットタイプでは20〜30粒程度)。塩をまけば退治できるともいいます。確かにナメクジに塩をかけると小さくなっていきます。これは体内の水分が浸透圧の関係で出ていくからです。塩をかけるとナメクジは必死で逃げ、水分のある場所までたどりつくと元通りに復活してしまいます。
その2:【キセルガイ】:カタツムリ(マイマイ)と混同しがちですが、殻が高さ数mmの円錐形をした種類がいます。キセルガイと呼ばれカタツムリの親戚筋にあたり、サツキの盆栽などでよく見かけます。退治する場合はナメトックス液などが効果的です。
その3:【天敵】:ナメクジにも天敵がいます。ナメクジの生息場所にいる頭部が半円形のクネクネとした細長い虫がそうです。ナメクジ以上に気味悪い感じをあたえますが、「コウガイヒル」と言い、ナメクジを捕食します。

有効な薬剤
注意:以下に記載のある薬剤について、作物ごとに使える薬剤が異なります。各薬剤の解説ページにある「対象作物」に目的の作物が含まれていることをご確認ください。また、使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
商品名 剤 型 商品の特長
ナメトックス
ナメクジ・カタツムリ類を退治する、誘引殺虫剤。
ナメトックスハウス
ハウスタイプ
置くだけでナメクジを退治する、水ぬれにも強いハウスタイプの殺虫剤。
NEWナメクジスプレー ナメクジをすばやく退治&忌避効果で近寄りにくくする!
ナメトックス液
そのままナメクジにかけても、通り道にまくだけでも退治できる、液体タイプのナメクジ退治薬。
グリーンベイト
ナメクジとダンゴムシを同時に退治できる誘引殺虫剤。
不快害虫速効シャワー
ヤスデ・ムカデなどの不快害虫に、直接散布して退治する液体タイプの 速効性不快害虫剤。

 |