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モッコウバラの育て方

監修 園芸研究家 矢澤秀成

プロフィール

 モッコウバラは、中国原産の常緑性つるバラです。4月から5月にかけて目に留まる、アーチやフェンスに這わせた大株のモッコウバラは、その花の量に圧倒されます。花色は八重咲きの黄色が主で、そのほかに黄色、白の一重咲きがあります。ほかのバラのようなトゲがないことから扱いやすく、一般に多く普及しています。

 バラを日本で育てる場合、多くの病気を覚悟して栽培しなければいけません。それは、日本では、バラの開花期が高温多湿の時期に当たるため、病気にかかりやすく、また雨により蕾が傷みやすいなどの問題があります。イギリスのバラの開花期は、湿度の低いからっとした気候です。モッコウバラは、高温多湿の日本でも、病気が少なく栽培しやすいバラです。ただし、モッコウバラはやや寒さに弱いので、寒冷地での栽培には向きません。



植えつけ

 水はけと保水力のバランスのよい用土に適します。植えつけ時には、適量の粒状肥料を均等に混ぜ込んで元肥にします。

水やり

 土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。

肥料

 元肥として堆肥を施すほかに、適量の粒状肥料を用土とよく混ぜます。追肥は、同様の肥料を、花後と新芽が伸び始める早春に施します。

置き場所

 モッコウバラは日当たりを好む植物です。

ふやし方

 モッコウバラは、さし木で比較的簡単にふやすことが可能です。多くのバラが、ノイバラなどを台木にして、接いで育てられます。モッコウバラは、さし木でもしっかり発根し、その後の生育も良好です。さし木は、花後から7月上旬に剪定した枝をさし穂に利用することができます。さし木をする際は、切り口に植物成長調整剤「ルートン」をまぶしてからさすと、発根が促されます。来年開花する花芽は、8月頃にできます。剪定を8月以降に行うと、花芽を切ってしまいます。花が終わったらすぐに剪定するのが基本です。

病害虫

 アブラムシの被害が見られたら、殺虫殺菌剤「ベニカグリーンVスプレー」、「ベニカⅩファインスプレー」、「ベニカⅩスプレー」、殺虫剤「オルトランDX粒剤」を散布して退治します。

 モッコウバラは葉が密生しているので、時おりハダニの被害が見られます。殺虫殺菌剤「アーリーセーフ」または殺虫剤「バロックフロアブル」を散布し、予防しましょう。




ムービー紹介

ビデオは、害虫の生態や寄生植物を広くご紹介するものです。ビデオの中の害虫、寄生植物は、必ずしも植物栽培ナビの害虫、植物とは一致しませんので、ご了承ください。

アブラムシの産子
アブラムシの産子

(2分35秒 WMV形式/8.6MB)

アブラムシの雌の尾部から幼虫が産まれてくる様子を拡大顕微鏡で撮影しています。

アブラムシの二次被害
アブラムシの二次被害

(5分26秒 WMV形式/9.1MB)

アブラムシの二次被害として、尾部から出る排泄物がアリを誘引したり、すす病を誘発し、ウイルス病を媒介することを紹介しています。さらに、葉を萎縮させたり、湾曲させ、種類によっては葉に虫こぶ(虫えい)を作るアブラムシもいます。

アブラムシの天敵
アブラムシの天敵

(2分46秒 WMV形式/9.2MB)

ナナホシテントウの成虫や幼虫、クサカゲロウの幼虫がアブラムシを捕食する様子を拡大顕微鏡で撮影しています。

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