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アケビ・ムベ

アケビ・ムベの実がならない原因としてどのようなことが考えられるか記載しています。また、どのように対策したら良いか解説しています。

実がつかない

自家不結実性が原因!

 アケビ、ムベはともにつる性果樹で、アケビは落葉性、ムベは常緑性です。またアケビは雌雄同株ですが自家不結実性があるので、1株で育てていると実が着かなかったり、途中で落果することが多くなります。この場合アケビ(5葉)とミツバアケビ(3葉)を近くに植えるとともに実着きがよくなります。より確実に成らすには人工授粉をおこなうとよいでしょう。

 ムベはアケビと異なり自家結実性です。ムベの場合1株で結実しますが、雄花が先に開花するので雄花を摘み取り冷蔵庫に貯蔵して、雌花が咲いてから雄花の花粉を受粉してやるとよいです。アケビの人工授粉でも同様におこなうことが可能です。

栄養不足が原因!

 肥料が不足している場合に雌花が少なくなり、雄花だけの花房ができ、実が着かないことがあります。この場合施肥量が足りないので、毎年3月下旬に適正量の化成肥料を与える必要があります。

着果過多が原因!

 着果量が多過ぎると多量の養分が使用されるため、花芽の分化のための養分が不足し、花芽が少なくなって、翌年の結実は減少します。この場合、5月上中旬に摘果をします。

 アケビはめしべが多く、1花に数果なるので、1~2果を目安に残します。鉢植えでは1鉢に5~6果を残す程度とします。

日照条件が原因!

 つるが伸びるにしたがって、日陰が多くなると果実の発育ばかりでなく翌年の花芽形成も少なくなります。日陰を作らないように、6~7月によく伸びている新梢の先端を摘心するとよいです。

アケビ・ムベの実がならない原因について解説します。
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