暮らしの中で園芸を楽しむ園芸の基本
まずは知りたい園芸知識

土作りについての基礎知識をご紹介します。このページでは市販されている用土にはどのようなものがあるか、その特性も併せてご紹介しています。

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3.園芸作業は土作りから


3-3.市販されている用土のいろいろ

植物にとって好ましい土を知る

植物を栽培するときに使う土を、培養土、または用土といい、さまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。植物によっても好みの用土は異なります。コンテナの用土をつくるとき、ベースになる土が基本用土、その欠点を補うために混ぜるのが改良用土です。上手に育てるためにも、市販されている土の性質を知りましょう。

基本用土

基本用土には、最もよく使われている赤玉土、関東地方に多い黒土、軽石質の鹿沼土、粘土質の真砂土などがあります。これらは短所もあり、単独で使うほど栽培に適した条件をすべて満たしているわけではないため、短所を補う複数の土を混ぜ合わせて、栽培に適した用土をつくる必要があります。



■赤玉土
関東ローム層の赤土を、大粒、中粒、小粒と粒の大きさで分けたもの。通気性、排水性、保水性、保肥性に優れている。

赤玉土 大粒
赤玉土 大粒
赤玉土 小粒
赤玉土 小粒


■黒土
関東ローム層の表層土で、黒ボクともいう。有機質を多く含む軟らかい土で、保水性、保肥性に富むが、通気性、排水性が悪いので、腐葉土などを混ぜて使う。

黒土
黒土

■鹿沼土
軽石質の火山砂礫が風化した粒状の軽い土で、栃木県鹿沼地方の特産品。通気性、保水性に優れるが、有機物をほとんど含まない酸性土。

鹿沼土
鹿沼土


■荒木田土(田土)
水田や河川の堆積土で、田土とも呼ばれる。粘土質の重い土で、保水性、保肥性は高いが通気性は低い。

荒木田土(田土)
荒木田土(田土)


■桐生砂
山砂の仲間で、群馬県桐生市の付近で産出される火山性砂礫。鉄分を多く含み、通気性と保水性に優れ、盆栽や山野草、東洋ラン、オモトなどの植え付けに使われる。

桐生砂
桐生砂


改良用土

改良用土には、腐葉土、堆肥、ピートモスなどの有機物と、パーライト、バーミキュライト、軽石などの無機物があります。基本用土の通気性や排水性などを改善し、特に有機物は土中の有用微生物を活性化して土を肥沃にする作用もあります。



■腐葉土
広葉樹の落ち葉を発酵腐熟させたもの。通気性、保水性、保肥性に富み、有用微生物の働きを活性化して土質を改良する。未熟のものは避ける。

腐葉土
腐葉土


■堆肥
牛ふんや樹皮などの有機物を発酵させて腐らせたもの。通気性、排水性に優れ、有機物をふやし、団粒構造をつくる。完熟したものを使う。

堆肥
堆肥


■ピートモス
湿地の水ゴケが泥炭化したもの。腐葉土と似た性質を持つが、酸性が強く、有用微生物を活性化させるちからは弱い。酸度を調整したものもあり、無菌なので、室内園芸に利用される。

ピートモス
ピートモス


■バーミキュライト
蛭石からつくった無菌の人工土で、とても軽い。主として保水力や保肥力を増す目的でほかの用土に加える。タネまきや挿し木の用土としても使われる。

バーミキュライ
バーミキュライト


■パーライト
真珠岩などのガラス質の火山岩を、高温処理してつくる非常に軽い粒状の人工砂礫。通気性、排水性に富むので、粘質土などの改良に適する。

パーライト
パーライト


■軽石
軽い上に強度もあり、通気性、排水性に優れるので、水はけの悪い土に混合したり、洋ラン、東洋ラン、山野草などの植え込み材料として使われる。大粒は鉢底石としても使用される。

軽石
軽石


市販されている用土の種類とその特性についてご紹介しています。
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