植物栽培ナビキャベツ【地植え】の育て方
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植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
コンテナで育てるときは
大型(25ℓ以上)のプランターを用意します。鉢底石を敷き、用土1ℓ当たり7gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」をよく混ぜ込んだ市販の野菜用培養土を、ウォータースペースを2~3cmあけて入れます。表面を平らにして植え穴を掘り、注いだ水が引いたらポリポットから出した苗を植えます。株元を軽く押さえ、再びたっぷりと水やりしましょう。
追肥は植えつけから1ヶ月後から施します。週に1回、液体肥料「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水で500倍に薄めて水代わりに与えます。
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備
作型や品種の特徴
キャベツの作型には、春まき夏どり、夏まき秋冬どり、秋まき春どり栽培などがあります。
夏まき秋冬どりでは、植えつけ後45日で収穫可能な極早生種、‘ロレーヌ'、60~70日程度で収穫可能な早生種‘YR50号'、‘彩里'、‘レンヌ'、‘初秋'、‘南宝'、‘おきな'、植えつけ後80日~90日程度で収穫できる中生種の‘湖月'、‘四季獲'、‘夢舞台'、‘彩音'があります。
秋まき春どりでは、‘YR春空'、‘春波'、‘春ひかり七号'、‘味春'などが家庭菜園向きです。また、葉が縮緬状のサボイキャベツや、紫キャベツなど、少し変わった品種も、ぜひ栽培してみましょう。
育て方のコツ
本葉が10枚程度の大きさになると低温で花芽ができ、気温が上昇するとともに抽台(とう立ち)するので、冬越しが必要な秋まき栽培の場合は、植えつけ時の苗の大きさが大きなポイントとなります。
タネまき
夏まき秋冬どりでは、7月中旬~下旬にタネをまき、8月中旬~9月中旬に植えつけ、11月上旬から収穫し始めます。秋まき春どり栽培では、10月にタネをまき、11月に植えつけ、翌年の4~5月に収穫します。
シードパンにタネをまいて、発芽した苗をポリポットに移植する方法と、ポリポットを使ってタネまきし、間引いて1本立ちにする方法があります。家庭菜園で苗の数が少ない場合は、ポットまきがおすすめです。ポットまきは、培養土を入れた9cmポットにタネを5~6粒まき、発芽したら3本に、本葉2枚で2本に間引き、本葉3~4枚で1本立ちにします。本葉5~6枚になったら植えつけます。
植えつけ
キャベツの苗は、タネをまいて育苗するか、園芸店で販売されるものを入手します。植えつける苗の大きさは、本葉が5~6枚程度の大きさがベストですが、特に秋まき春どり栽培の場合、冬越し時の苗の大きさで結球するか否かが決まります。大き過ぎる苗を植えつけないこと、早植えしないことがポイントです。
アブラナ科の代表的な連作障害、根こぶ病にかかると収穫が期待できません。植え場所は、2~3年アブラナ科野菜を栽培していない場所を選びましょう。土づくりは、植えつけの2週間前に、1m²当たり100gの苦土石灰を散布し、よく耕しておきます。1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを散布し、よく土に混ぜ込みます。幅60cm、高さ10cmの畝をつくり、株間40~45cmをあけて植え穴を掘って、水をたっぷり注ぎます。水が引いたら苗を植えつけ、株元をしっかり押さえておきます。
なお、アブラナ科野菜を連作し、根こぶ病が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を処理することをおすすめします。
管理
水やり
乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。
追肥・土寄せ
植えつけ後,本葉が10枚程度に成長したら、株元に軽く土寄せし、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水で500倍に薄めて、1週間毎に2~3回与えます。第2回目の追肥は、その1ケ月後。同様に土寄せし、肥料を与えます。
なお、秋まき春どり栽培の場合、2月下旬から3月上旬と、結球が始まるころに同様の肥料を同量施して土寄せすると、生育が促されます。大きなキャベツを育てるポイントは外葉の役割が大きいので、結球開始期までにできるだけ外葉を大きく育てることが重要です。
収穫
収穫
玉が肥大し、手で押してみて固く締まっていれば収穫適期です。収穫が遅れると、裂球することがあります。取り遅れには注意しましょう。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
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