植物栽培ナビつるむらさき【地植え】の育て方

監修  広島市植物公園 島田有紀子
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

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準備と植えつけ

準備

育て方

タネまきと植えつけ

 タネをまいて育ててもよいですし、ポット苗を購入してもよいでしょう。タネまき適期は、ヤエザクラが散る頃です。タネは、一晩水に浸しておいたものを、1ケ所2~3粒ずつまき、発芽したら1本に間引きます。

 苗は、地植え、または標準プランターか大型のプランターなどに植えつけます。植えつけ2週間ほど前に苦土石灰を1m²当たり100g混ぜ込んでおき、植えつけ時に完熟牛ふん堆肥を1m²当たり2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり150g土に混ぜ込んで耕します。

 プランターには、市販の肥料入り野菜用配合土を利用するか、肥料入りの用土ではない場合は、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を、用土1ℓ当たり5g混ぜ込んでから苗を植えつけます。苗の株間は20~30cm、プランターであれば3株が目安です。

 4月下旬から5月に定植すれば、7月から先端の方のやわらかい部分を収穫できます。

 

仕立て方

カーテン例

 つるは2m程度に伸びるので、家屋の1階やマンションのベランダの日よけに最適です。

本葉が6枚ぐらい展開したときに摘心を行い、1株ごとに支柱を立てます。つるは丈夫なものに巻きついていくので、ネットよりも支柱を使います。支柱が不足すると、つるの上に別のつるが巻きついていくので、よく茂ってきたら支柱を追加するとよいでしょう。

 

栽培管理

管理

置き場所

 日当たりと風通しのよい場所で育てます。

水やり

 表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

 1000倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を2週間に1回程度、水やり代わりに与えます。

 植えつけ2ヶ月後に、1m²当たり粒状肥料「マイガーデンベジフル」150gを株の周りにばらまきます。プランターでは用土1ℓ当たり5gの割合で土表面にばらまきます。

 

管理のポイント

 初期の生育は緩やかですが、夏を迎えてからはぐんぐん成長します。つるはよく発生するが大きい葉がつかないという場合は、思い切って、大きい葉のある節の位置で切り戻すとよいでしょう。

 収穫は、伸びた茎の先端から、15~20cmを切り取ります。

 

ふやし方

 さし芽でふやすことができます。また、地面に下りたつるの節から発根することがあるので、発根したその茎を切ってふやすこともできます。ただし、耐寒性はないので、来年にはまたタネか苗を入手しましょう。

 

監修  広島市植物公園 島田有紀子
広島市植物公園にて、ベゴニアやゼラニウムをはじめ、種々の草花と鉢花を扱う。大阪府立大学大学院農学生命科学研究科修了。農学博士。科学的な根拠をもとに植物の魅力を最大限に発揮させることを心がける。著書に、「よくわかる栽培12か月木立ち性ベゴニア」(NHK出版)、「ナチュラルガーデンをつくる~宿根草~」(共著・NHK出版)、「園芸入門」(共著・NHK出版)、「球根の開花調節」(共著・農文協)、「農業技術体系」(共著・農文協)など多数。

害虫・病気対策

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