植物栽培ナビ長ネギ【地植え】の育て方
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植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
コンテナで育てるときは
コンテナで栽培するには、「葉ネギ」が向きます。
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備
作型や品種の特徴
‘ホワイトスター'、‘一文字黒昇り'、‘石倉一本太'、‘雷帝下仁田'などの品種があります。
苗の植えつけは春(3月中旬~4月下旬)か夏(7月上旬~8月上旬)。初心者には夏越しがラクな、夏植えがおすすめです。
育て方のコツ
深植えにするので、土壌の性質が著しく生育、収穫量に影響します。軟白部をより長くおいしく育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが大切です。
連作障害は少ないですが、できれば1~2年、あけた方が生育がよくなります。
タネまき
タネまきは、3月下旬~4月上旬(春まき)か9月上旬~10月下旬(秋まき)にします。
苗床として、幅50~60cmの平畝をつくるために、植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m²当たり200gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200g施します。その1週間後に畝を立て、10cm間隔に深さ1cmほどのまき溝をつくり、1cm間隔にタネをまいて覆土します。
発芽したら3cm間隔に間引きます。草丈が10cmほどになったら土寄せを行い、液体肥料「マイガーデン液体肥料」か、液体肥料「花工場原液」か、液体肥料「ベジフル液肥」を500倍に薄めて、1週間間隔で2~3回追肥します。さらに草丈が30cmほどになったら、同様に追肥と土寄せしましょう。
草丈が40~50cmになったら、苗の植えつけ適期です。
植えつけ方
苗の植えつけ
植えつけは、春(3月中旬~4月下旬/秋まきのもの)か夏(7月上旬~8月上旬/春まきのもの)購入した苗、あるいはタネから育てた苗を用意します。畑や菜園は、植えつけ用の深い溝をつくるために、耕しません。
幅90~100cmの区画をとり、中央に幅15cm、深さ20~30cmの溝を掘ります。ネギの軟白部の長さは、この溝の深さが勝負になります。
次に、溝の壁に、苗を5cm間隔でまっすぐに立て、根の部分を土で軽く押さえます。根元にワラを、先端が互い違いになるようにしてたっぷりとかぶせ、苗を安定させます。苗の植えつけ後、水やりは不要です。
なお、ネギを連作し、「白絹病」が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を処理することをおすすめします。
管理
水やり
葉がぐったりとしおれない限り、水やりは不要です。
追肥・土寄せ
植えつけの2~3週間後から収穫の1カ月前まで、4回程度に分けて土寄せします。1回目の植えつけ後2~3週間後、苗が根づいたら、苗の植えつけ時にかぶせたワラの上に、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200g、パラパラと均一にまきます。さらに苗の分かれ目ぐらいまで、土をかぶせます。
以降、月1回に同様に土寄せします。最後の土寄せは、5月頃(秋まき、翌春植えの場合)、10月頃(春まき、夏植えの場合)です。収穫はその1カ月後が目安です。
収穫
収穫
軟白部が40~50cmになったら収穫できます。埋めた溝の部分を掘り起こし、反対側からも同様に掘って、長ネギを引き抜きます。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
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