植物栽培ナビトウガラシ【地植え】の育て方

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

コンテナで育てるときは

 コンテナの大きさは、1株植えでは10号、2株植えでは10号以上の深型を選びます。

 鉢底に鉢底石を敷き、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓ当たり5~6g(標準サイズのプランターで60~70g)を混ぜた培養土を入れ、苗を植えつけます。1株植えでは、鉢の中央に苗を配し、2株植えなら、30cmほど間隔をあけて植えましょう。支柱を立てて枝を結び留め、風通しよくします。

 生育の様子を見て3カ月に1回、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓ当たり5~6g(標準サイズのプランターで60~70g)を土の上にばらまいて施して追肥します。

 果実が赤くなったら、収穫し始めます。収穫の仕方や保存の方法は、菜園の場合と同じです。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

作型や品種の特徴

 辛味の強いタカノツメ、ヤツブサ(八ツ房)などが代表的品種です。

育て方のコツ

 日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。比較的病虫害も少ないので栽培は容易です。また、緑色の葉とまっ赤な果実の草姿は観賞用としても美しく、植え場所の見栄えがよくなります。

 栽培はピーマンに準じますが、栽培期間が長いので、有機物を多く施すように注意します。

タネまきと植えつけ

 植えつけ2~3週間前に、苦土石灰を1m²当たり150g、植え場所全面にまいて、よく耕します。1~2週間前に、1m²当たり堆肥3kg、油かす100~200g、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を150~200g、熔リン60gを植え場所全面にまくか、溝を掘って埋め戻して肥します。ポリマルチでマルチングすると地温が上がって生育が早まり、収量もふえます。

 

植えつけ方

植えつけ

 苗の植えつけは、遅霜の心配がなくなった5月上旬ごろが適期です。植え場所に、幅60cm(1列植え)か幅120cm(2列植え)の畝をたて、株間45~50cmとって、苗を植えつけます。植えつけ後、仮支柱を立て、茎を誘引しておきます。

 

栽培管理

管理

水やり

 発芽までは、乾燥させないように水やりしましょう。植えつけ後は、乾燥が激しい場合のみ、たっぷりと水やりします。

仕立て方・整枝・誘引:

 ピーマン同様、3本仕立てとします。生育の旺盛な3本の枝を残し、それより下の枝は摘み取ります。

追肥

 3カ月に1回、生育の様子を見ながら、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり150~200g、株のまわりの土の上にばらまいて施します。

 

収穫

収穫

 花後60日程度で、実がまっ赤に熟してきます。株ごと抜いて収穫し、軒下などに吊るして乾燥させる方法と、赤く熟した果実をポキポキ摘み取って収穫する方法があります。また、葉トウガラシの場合は、2~3番果が4~5cmに出そろったところで株ごと引き抜き、葉を摘み取って佃煮などに利用します。

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

害虫・病気対策

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