植物栽培ナビルッコラ【地植え】の育て方

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

コンテナで育てるときは

 標準型のプランターを用意し、プランターの底が見えなくなるぐらい鉢底石や軽石を敷きます。次いでウォータースペースを1~2cmとって、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓ当たり7gを混ぜた培養土を入れ、土の表面を平らにならします。ルッコラのタネを、少し高い位置から重ならないようにパラパラとまき、次にふるいで培養土をかけて手で軽く押さえます。ハス口をつけたジョウロをつかって、たっぷり水をかけます。プランターは風当たりの弱い軒下などの日なたに置きます。土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。

 発芽したら、葉が触れ合わない程度に間引きます。その約1週間後、草丈が5~6cm、本葉4~5枚になった頃、週に1回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」か、液体肥料「花工場原液」か、液体肥料「ベジフル液肥」を500倍に薄めて、1週間ごとに水代わりに与えます。追肥から1~2週間後、草丈が10~15cmほどになったら収穫します。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

作型や品種の特徴

 品種の分化は見られません。最近流通するようになったワイルドロケットと呼ばれるセルバチコも、アブラナ科で同様に育てられますが、まったくの別種です。辛みが強く、野性的な風味で、食用にするときは少量用いるとよいでしょう。こちらは多年草なので、翌年も収穫できます。

育て方のコツ

 間引き菜は、ベビーリーフとして利用しましょう。また、トンネル支柱に寒冷紗をかぶせて栽培すると、「アオムシ」や「コナガ」などの害虫を防ぐことができます。

タネまき

 タネまきは春と秋にできます。秋の方が害虫が少なく、管理がやや楽です。タネまきの2週間前に、苦土石灰を1m²当たり100g散布し、よく耕します。次いで1週間前に、1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり200gを施して土に混ぜ込みます。タネまき当日、幅60cmか80cmの平畝を立てます。列の間隔を20~30cmあけ、深さ1cmのまき溝をつけます。畝幅60cmでは2列、80cmでは3列まきにしましょう。まき溝に1cm間隔でタネをまいて土をかぶせ、たっぷり水やりします。

 

栽培管理

管理

水やり

 乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。

間引き

 タネまきから1週間~10日後、発芽してきたら、3cmにひと株になるように丁寧に間引きます。間引きは1回で終了です。

追肥・土寄せ

 間引きから約1週間後、草丈が5~6cm、本葉4~5枚になった頃、株元に軽く土寄せして、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、液体肥料「花工場原液」か、液体肥料「ベジフル液肥」を500倍に薄めて、1週間間隔で2~3回追肥します。

 

収穫

収穫

 追肥から1~2週間後、草丈が20~25cmほどになったら、収穫適期です。根元を押さえてハサミで切るか、根から引き抜いて収穫します。

監修  恵泉女学園大学教授 藤田智
1959年、秋田県生まれ。岩手大学農学部、岩手大学大学院終了。恵泉女学園短期大学助教授を経て、現在、恵泉女学園大学人間社会学部人間環境学科教授(専門は、野菜園芸学、農業教育学)。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会)  など多数あり。

害虫・病気対策

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