植物栽培ナビエンドウ【地植え】の育て方
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植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
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準備
作型や品種の特徴
エンドウの品種には、実がふくらむ前の、若いサヤを利用するサヤエンドウ(赤花つるありの‘豊成'‘絹小町'など)、サヤと実を利用するスナップエンドウ(つるあり白花の‘スナック'など)、実とり用もグリーンピース(白花つるありのグリーンピースなど)があります。また、草丈の低いつるなしの品種もあります。コンテナ栽培では、つるなし種を選ぶとよいでしょう。
なお、サヤエンドウ、スナップエンドウ、グリーンピースでは、栄養の含有量が異なりますが、タンパク質、カロテン、ビタミンCを豊富に含む緑黄色野菜です。加熱し過ぎるとビタミンCが壊れるので、さっと茹でて食べるか、カロテンを効率よく吸収するために油と一緒に調理するとよいでしょう。
育て方のコツ
エンドウは連作に弱いうえ、酸性土壌では生育不良になります。植え場所には、マメ類を4~5年つくっていない場所を選び、石灰質肥料で土壌酸度を調整する必要があります。
また、タネまきが早く、大きな株の状態で冬越しさせると、寒さで傷みやすくなります。適する株の大きさで冬を越させるよう、タネまき時期に注意しましょう。
タネまき
エンドウは冬越しさせる作物なので、タネまきの時期が大切です。早まきして株が大きくなり過ぎると、寒さで傷みやすくなります。タネまきは10月中旬~11月上旬が適期。連作に気をつけ場所を選び、苦土石灰を1m²当たり150g散布し、よく耕します。次いで1m²当たり堆肥2kgと粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120gを施して土に混ぜ込みます。株間30cmになるようまき穴をあけて、1カ所4~5粒のタネをまきます。
発芽する頃に鳥害を受けやすいので、べたがけなどで覆って防ぎましょう。 または、ポリポットにタネをまいて苗を育ててから植えつけする方法もあります。その場合は、9cmポットにタネを4粒まき、根鉢が回った本葉2~3枚の頃に株間30cmで植えつけます。
管理
水やり
乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。
間引き・土寄せ
発芽したら,生育のよいものを3株残し、ほかは間引きます。本葉が3~4枚のとき、株元に軽く土寄せし、さらにワラを敷いておくと乾燥防止、防寒対策になります。
防寒と支柱立て
12月下旬~2月は、寒さが1番厳しくなります。エンドウの畝の北側、あるいは西側にササ竹を立て防寒、霜よけとします。2月に入ってつるが伸びてきたら、支柱やネットを立ててつるを絡ませます。
追肥
2月に1m²当たり120gの「マイガーデンベジフル」を株元に追肥し、土寄せします。
収穫
収穫
サヤエンドウは、実がふくらみはじめる頃が収穫適期です。スナップエンドウは、サヤがふくらんだときに収穫を。グリーンピースなどの実とり用は、開花後35日ぐらいのサヤの表面に、小じわが生じた頃です。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
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