植物栽培ナビバジル【地植え】の育て方
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特徴 | |
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
コンテナで育てるときは
標準サイズのプランターを用意し、プランターの底が見えなくなるぐらい鉢底石や軽石を敷きます。次いでウォータースペースを1~2cmとって、用土1ℓ当たり粒状肥料「マイガーデンベジフル」を4gと苦土石灰1gを混ぜた培養土を入れ、土の表面を平らにします。
タネから育てる場合は、土の表面に5mm程度の深さのまき溝をつけ、タネを1cm間隔でまき、軽く土をかぶせて水をたっぷり与えます。発芽までは乾かさないようにしましょう。
約10日後に発芽したら、3cm間隔になるように間引きます。さらにタネまきから17~20日後に本葉2枚になったら、5~6cm間隔に間引いて、1000倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」か、500倍に薄めた液体肥料「ベジフル液肥」を追肥します。
2週間後、さらに15~20cmの間隔になるように間引き、もう1回追肥します。
最後の追肥から6~7週間後、あるいはタネまきから約2カ月後、20cmぐらいに育ったら、適宜収穫します。わき芽を残すように収穫すると、茎数がふえてよく茂ります。花穂がつくと栄養が花に行ってしまうので、見つけ次第、摘み取りましょう。
なお、畑や菜園と同様に、ポリポットにタネをまいて苗をつくり、プランターの土に植え穴を掘って、苗を植えつけて育ててもよいでしょう。市販の苗を入手した場合も、同様に植えつけます。
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準備
作型や品種の特徴
バジルの種類には、最もよく利用されているスィートバジルのほか、葉が紫色のダークオパールバジル、レモンの香りがするレモンバジル、よく分枝するブッシュバジル、シナモンのような香りのするシナモンバジルなど多くの園芸品種があります。
育て方のコツ
熱帯原産なので、日当たりがよい場所を好みます。気温が高くなるにつれて生育がおう盛になり、日本では、夏から収量がグッと増えます。水はけのよい土でよく育つので、水はけがよい場所を選びましょう。
茎がのびたら順次収穫し、わき芽を伸ばすようにして育てると、大量に収穫できます。
また、柔らかい葉をフレッシュで、あるいは乾燥して使います。肥料や水を十分に施し、蕾が見え始めたら摘蕾すると、長期間、柔らかい葉を収穫できます。大量に収穫できた場合は、乾燥させるか冷凍保存、あるいはペーストにしてビンで保存するのもよいでしょう。
タネまき
タネまきは4月中旬~6月中旬に行ないます。タネをポリポットにまき、移植して栽培する場合は、直径9cmのポリポットに入れたタネまき用土に、タネを4~5粒ぐらいずつまきます。バジルのタネは発芽のために光が必要なので、土はごく薄くかけましょう。
発芽し、双葉が開いた時に3本残し、そのまま育てます。間引く度に、株元に軽く土寄せしておくとよいでしょう。
植えつけ方
植えつけ
畝幅60cmをとり、植えつけ2週間前に苦土石灰を1m²当たり150gまいてよく耕します。その1週間後、畝の中央に深さ20cmの溝を掘り、堆肥を1m²当たり2kg、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120gを施して土を戻し、高さ10cmの平畝をたてます。
1週間後、株間を30cmとって植え穴を掘り、穴に水をたっぷり注ぎます。水が引いた後に、ポリポットから抜いた苗を植えつけます。株元を軽く押さえて、再度水やりしましょう。
管理
水やり
発芽までは、乾燥させないように水やりしましょう。植えつけ後は、乾燥が激しい場合のみ、たっぷりと水やりします。
追肥
植えつけから2~3カ月後、1m²当たり120gの粒状肥料「マイガーデンベジフル」を株間にばらまいて追肥し、軽く土寄せします。収穫開始後は、2~3カ月毎を目安に同様の肥料を同量、追肥し、土寄せします。肥料切れさせないようにしましょう。
採種
開花し、タネができ始めたら、次年度にまくタネを採種することができます。枝が枯れてくるまでタネを成熟させたら、枝をしごくようにタネをむしり取ります。そのまま乾燥させた後、手でよく揉んでタネとゴミを分離させましょう。タネは封筒などに入れ、乾燥剤とともに缶に入れて保存します。
収穫
収穫
植えつけの30~40日後を目安に、草丈が20cmぐらいになったら順次収穫します。収穫の方法は、茎をハサミで収穫するか、葉のみを摘み取ります。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
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