植物栽培ナビじゃがいも(ばれいしょ)【地植え】の育て方
科名属名 | |
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原産地 | |
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生育適温 | |
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特徴 | |
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種まき期 | |
植えつけ期 | |
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
コンテナで栽培するときは
深さ30cm以上の大型コンテナや、肥料や培養土の袋をつかって栽培できます。コンテナの底に軽石を敷き、粒状肥料「マイガーデンベジフル」を用土1ℓ当たり4g混ぜた培養土を作って、コンテナの半分まで入れます。株間20~25cmをあけてタネイモを植え、土を3~4cmかぶせます。芽が出るまでに2~3週間かかります。土が乾いたら、たっぷりと水やりしましょう。芽が出て、10~15cmほどに伸びたら、太い芽を1本だけ残して取り除いて芽かきをします。芽かき後は、培養土を5cmぐらい足して増し土をしておきましょう。さらに、蕾がついて花が咲くまでに、コンテナの縁から2~3cm下まで、たっぷりと培養土を足しておきましょう。茎葉は黄色くなったら、掘り上げて収穫します。
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準備
作型や品種の特徴
かつては「ダンシャク」と「メークイン」が2大品種でしたが、最近では品種が増え、品種選びの楽しみがあります。
ビタミンCが豊富な「キタアカリ」、収穫量が多い「シンシア」、皮が赤い「アンデス赤」「レッドムーン」、栗のような味わいの黄色い「インカのめざめ」などがあります。
秋作には、「デジマ」「ニシユタカ」などの品種を用います。
育て方のコツ
スーパーや青果店で売っている食用として出回るイモや、自家栽培したイモは、「ウイルス病」にかかっている危険があります。園芸店や種苗店で、専用のタネイモを購入して植えつけましょう。
また、芽かきをわすれると、イモが大きくそだちません。タイミングを逃さず芽かきをすることで、イモ1つ1つを大きくそだてましょう。
植えつけ方
植えつけ
春作では2月下旬~3月、秋作では8月下旬~9月中旬が植えつけ適期です。タネイモは園芸店や種苗店で、「ウイルス病」に感染していない清潔なイモを購入しましょう。タネイモは、植えつけの3~4日前に、1片30~40gに切り分けます。この時、各片に2~4個の芽をつけて切るようにします。風通しのよい日陰に置き、切り口を乾かしておきましょう。
ジャガイモは、pH5.0~6.0の土を好みます。土壌酸度測定液「アースチェック液」で土の酸度を測定し、pH5.0以下の場合は苦土石灰を1m²当たり100gまき、pH5.0~6.0の場合は、微量要素の補給のために苦土石灰を1m²当たり50gまきます。pH6.0以上の場合は、苦土石灰をまく必要はありません。
植えつけの2週間前に、必要量の苦土石灰をまき、よく耕します。植えつけ時に粒状肥料「マイガーデンベジフル」を1m²当たり120g施して、土によく混ぜ込んでおきましょう。次に、植えつけのために、60~70cm間隔に深さ15cmの溝を掘ります。そこに、30cmに1個の割合で、タネイモを置きます。タネイモとタネイモの間に、完熟牛ふん堆肥を移植ゴテ1杯を置き、7~8cmの深さに覆土します。
なお、ジャガイモを連作し、そうか病が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を処理することをおすすめします。
管理
芽かき | 植えつけから20~30日ほどで、芽が3~4本出てきます。芽が10~15cmぐらいのとき、勢いのよいものを1~2本残してかきとっておきます。 |
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追肥・土寄せ (第1回目) |
芽かきがすんだら、土を株元に軽く寄せておきます。500倍に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」や「花工場原液」や「ベジフル液肥」を水やり代わりに施します。その後、週に1~2回、同様に追肥しましょう。 |
追肥・土寄せ (第2回目) |
芽かきから2~3週間たったら、再度、同様に追肥し、根元にしっかりと土寄せしておきます。 |
収穫
収穫
葉や茎が黄変し始めたら、収穫時です。春作なら5月下旬頃から、秋作なら11月下旬から少しずつ土を掘り、大きなイモから順に収穫することを「探り掘り」といいます。
イモの掘り上げは、晴天が2~3日続いた時が最適。雨が続いているときに収穫すると、イモが腐りやすくなるので注意しましょう。
ジャガイモの芽や着色部は、ソラニンという有毒アルカロイドを含むので注意が必要です。厚めに皮をむいて加熱して食べれば大丈夫です。ただし、少しでも気分が悪くなった場合は、食べないようにしましょう。
女子栄養大学、横浜国立大学非常勤講師。
NHK趣味の園芸・やさいの時間講師、NHKラジオ夏休み子供科学電話相談回答者(植物)、日本テレビ世界一受けたい授業講師(野菜)。
著書は、「野菜づくり大図鑑」(講談社)、「キュウリのとげはなぜ消えたのか」(学研新書)、「ベランダ畑」(家の光協会) など多数あり。
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