植物栽培ナビサンセベリアの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

 

 サンセベリア・トリファスキアタ ‘ローレンティー'

 Sansevieria trifasciata ‘Laurentii'

 最も普及している品種。大形種。

 

 サンセベリア・トリファスキアタ ‘ダイヤモンド・ハーニー'

 S. trifasciata ‘Diamond Hahnii'

 小形で、葉がロゼット状に広がる。

 

 サンセベリア・トリファスキアタ ‘バンテルズ・センセーション'

 S. trifasciata ‘Bantel's Sensation'

 中形種で、葉に乳白色の斑が大きく入る。

 

 サンセベリア・トリファスキアタ ‘ムーン・シャイン'

 S. trifasciata ‘Moon Shine'

 中形種で、銀白色の新葉が美しい。

 

 サンセベリア・キリンドリカ

 S. cylindrica

 トリファスキアタと異なり、葉が筒状となる

 

 サンセベリア・フランシシー

 S. francisii

 細い筒状の葉が密に重なり合って伸びる。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水はけのよい用土を使い、用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけます。トリファスキアタ ‘ローレンティー'など、葉が長くなるタイプは、腰高の鉢を用いた方がバランスよく育ちます。

 

栽培管理

管理

置き場所

 基本的に、年間を通じて、よく日が当たる場所に置きますが、室内の窓辺などでも栽培できます。

 斑が大きく入る一部の品種は、葉焼けを起こすことがあるので、直射日光を避けましょう。

水やり

 春から秋の暖かい時期は、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

 冬は水やりを控え、乾かし気味に管理します。

 なお、ときどき葉面洗浄剤「リーフクリン」を散布すると、葉のホコリや汚れを落とし、さらにみずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期の間に、2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。あるいは2週間に1回程度、水やり代わりに液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を施すとよく育ちます。

冬越し

 室内の明るい場所に置き、乾かし気味に管理します。乾燥によく耐えるので、最低気温が5℃を下回るようなら、完全に水を切って冬越しさせます。

ふやし方

 株分け、さし芽、葉ざし、実生でふやせますが、株分けが最も一般的です。

 斑入り品種は葉ざしすると斑が消えてしまうので、必ず株分けでふやします。

 さし芽や葉ざしをする際に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてからさすと発根が促されます。

 

栽培のポイント

 乾燥地の植物のため、鉢土は年間を通して乾かし気味に管理しまが、水やりをする際は、鉢底から流れ出るまでたっぷり水を与えます。

 ただし、特に冬に低温となる置き場では、完全に断水し、休眠状態にさせるのがおすすめです。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

サンセベリアで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
サンセベリアの育て方のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。
商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。