植物栽培ナビバーベナの育て方
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
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準備
タネまき
一年草タイプのバーベナは、ヤエザクラの花が散るころにタネをまきます。購入したタネは、すでに発芽処理などが施されていますが、自家採種したタネは、1晩ぬるま湯につけてから、軽く洗ってまきましょう。発芽抑制物質や汚れなどが取れ、発芽しやすくなります。
なお、バーベナは品種にもよりますが、タネまきから発芽まで15~20日程かかります。土が乾かないように水やりをして、辛抱強く発芽を待ちましょう。
本葉が数枚出たら、9cmのポリポットに植え替えて、育苗します。ポリポットの上から見て、土が見えないほどに成長したら、花壇やプランターなどに定植しましょう。植えつけ時に、茎の先端を2節ほど摘心すると、分枝がよくなり、花数がふえます。
植えつけ方
植えつけ
水はけと水もちのよい土を好みます。庭植えでは、根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って植えつけます。
鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。
管理
水やり
庭植えの場合は、植えつけ時にたっぷりと水やりします。その後も根が張るまでは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根がしっかり張ったら。水やりはほとんど必要ありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。やや乾燥を好む傾向がありますので、水のやりすぎには注意しましょう。
肥料
庭植え、鉢植えともに、植えつけ時に元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150g、鉢植えなら用土1ℓ当たり5gを土に施します。開花期間中は追肥として、液体肥料「花工場原液」規定量に薄め、2週間に1回、水代わりに与えます。
置き場所
日当たりを好む植物です。明るい日陰でも育てることは可能ですが、間延びしたり、葉色が悪くなったり、花数が少なくなります。日本の蒸し暑い気候がやや苦手なので、風通しのよい場所に置きましょう。
花がらつみ
一年草タイプのバーベナの花を長期間楽しむためには、花がらつみが欠かせません。ボール状に集まって咲く小さな花が終わったら、茎から切り取ります。そのままにしておくとタネがつき、株が弱ったり、花つきが悪くなったりします。
切り戻し
夏の終わりに、伸び過ぎた枝を切り戻して、乱れた草姿を直します。
ふやし方
夏の終わりに切り戻した枝をつかって、さし木をすることができます。2節ごとに枝を切り、30分程度水に浸けてからさし木用培養土にさします。枝の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしておくと、発根が促されます。
2週間ほどで根が出てきて、4週間後には植え替えができます。
「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。
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