植物栽培ナビイングリッシュローズの育て方

監修  園芸研究家 小山内健
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

イングリッシュ・ローズとは、イギリス人育種家・デビット・オースチン氏が、イギリスの伝統とバラへの深い思いを込めて作出した品種群のブランド名ともいえる総称です。 氏が探求するバラは、オールド・ローズのエレガントな花形と、モダン・ローズの多様な色彩と芳香、四季咲き性という、異なる2つの時代の「美学」を継承しています。氏が誕生させた品種は、「究極のバラ」、「次世代のバラ」として、世界中で注目されています。

イングリッシュ・ローズの第1号品種は1961年に発表された「コンスタンス・スプライ」でした。現在までに200種以上が誕生しています。氏の「バラの美学の結晶」ともいえるこの品種群は、その多種多様な美しさから、日本のガーデニング文化に深く浸透し、人気を博しています。

イングリッシュ・ローズは、さまざまな系統との交配によって生まれたため、雑多的区分である「シュラブ系」に分類されます。よって樹形には木立性、半つる性、ツル性などがあり、また、花期についても四季咲き、繰り返し咲き、一季咲きと、とても幅があるのも特徴です。

[タイプ1]四季咲き、繰り返し咲き
アブラハム・ダービー/アンブリッジ・ローズ/ウイリアム・シェークスピア2000/ウイリアム・モーリス/グラミス・キャッスル/クレア・オースチン/ザ・ダークレディ/ザ・プリンス/シャリファ・アスマ/ジュビリー・セレブレーション/ジュード・ジ・オブスキュア/スノー・グース/セント・セシリア/パット・オースチン/ムンステッド・ウッド/メアリー・マグダレン/モリニュー/レディ・エマ・ハミルトンなど

[タイプ2]返り咲き、春夏咲きの一季咲き
ウインチェスター・キャシドラル/エブリン/ガートルード・ジェキル/グラハム・トーマス/ゴールデン・セレブレーション/コテージ・ローズ/コンスタンス・スプライ/ジェーン・オースチン/シャーロット・オースチン/スイート・ジュリエット/マサコ/メアリー・ローズ/リアンダー/レディ・オブ・シャーロット/ロードリー・オベロンなど

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

使用するもの

・苗(春は、基本的に花つきの鉢物。12月ごろより大苗)
・2回り大きな鉢(直径24cm〜。鉢植えの場合)
・培養土(「マイローズばらの培養土」など)
・鉢底石(鉢植えの場合)
・鉢底ネット(鉢植えの場合)
・土入れ、または移植ゴテ
・軽石やパーライト(庭植えの場合)
・馬ふん堆肥、牛ふん堆肥、完熟腐葉土(庭植えの場合)
・肥料(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」などの元肥)
・ジョウロ

 

ワンポイント

イングリッシュ・ローズの場合は、一般的なバラ苗とは違い、原則的に春苗(若苗)の販売はなく、春先から販売される花つきの鉢ものを植え替えて栽培をスタートさせます。  なお、大苗は、12月ごろになると園芸店などでも販売されます。

植えつけ方

[鉢ものの苗を、新しい鉢に植え替える場合]
植えつけ適期:関東地方以西 4月下旬〜6月上旬
①培養土(「マイローズばらの培養土」など)に、適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を混ぜます。
②鉢穴を鉢底ネットでふさぎ、鉢底が隠れる程度の量の鉢底石を敷いて①の培養土を入れます。
③鉢を外した苗の根鉢をほぐさず ②に据えて、土入れや移植ゴテですき間に①の培養土を入れて植えつけます。根鉢の上面が飛び出したり埋もれたりしないよう、また、苗の接ぎ木部分を埋めないように深さを合わせて植えましょう。水やりをして完成です。

[鉢ものの苗を、庭に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 5月下旬〜6月上旬
①直径、深さともにに30~40cmの植え穴を掘ります。
②掘り上げた土の水はけが悪そうな場合は、軽石やパーライトを土の半量ほど加え、さらに馬ふん堆肥、牛ふん堆肥、完熟腐葉土などの有機質、適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を加えて混ぜ合わせ、半量を穴に戻します。元肥は、土に混ぜず、植えつけてから株元にパラパラとまいて施しても構いません。
③根鉢をほぐさず、そのまま植えつけましょう。また、この時、根元の接ぎ木部分を埋めないように注意します。
④植えつけた後、バケツ1杯分の水を与えます。完全に水が引いたら、さらにバケツ1杯の水を注ぎ、ひと株につき合計2杯分の水を与えます。植えつけ後、よほど雨が降らない限り、水は不要です。

[大苗を、新しい鉢に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 11月中旬〜2月
①大苗の固まっている根を手でほぐしながら広げ、自然に落ちる土はそのまま落とします。
②芽吹きをよくするために、水に1時間程度つけます。
③鉢ものの苗を鉢に植え替えるときと同様、培養土(「マイローズばらの培養土」など)に、適量の元肥(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」など)を混ぜます。
④鉢穴を鉢底ネットでふさぎ、鉢底が隠れる程度の量の鉢底石を敷いて③の培養土を山形に盛り、苗の根を広げて植えつけます。

[大苗を、庭に植えつける場合]
植えつけ適期:関東地方以西 11月中旬〜2月
①大苗の固まっている根を手でほぐしながら広げ、自然に落ちる土はそのまま落とします。
②芽吹きをよくするために、水に1時間程度つけます。
③鉢ものの苗を庭に植える場合と同様に、植え穴を掘ります。堆肥や粒状肥料を混ぜた土の半量を穴に戻し、土を山形に盛ります。
④苗の根を広げて植えつけます。


鉢ものの苗は、鉢植えでも庭植えでも、根鉢をほぐさず、そのまま植えつける。水もちがよすぎて根傷みしやすくなるので、極端に大きい鉢に移さないのがコツ。鉢は徐々に大きくしていく。


大苗は、根鉢をくずしてから、根を広げて植えつける。

 

栽培管理

管理

使用するもの

・ジョウロ
・園芸用ハサミ
・肥料(粒状肥料「マイガーデン粒状肥料」、「マイローズばらの肥料」、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「マイローズばらの液体肥料」などの追肥)
・活力剤(活力剤「マイローズばらの活力剤」など)
・誘引するためのオベリスクやトレリス(半つる性、つる性の場合)
・誘引するための麻ひもなど(半つる性、つる性の場合)

 

ワンポイント

植えつけ、さし木、植え替え時、暑さで株がバテ気味の時や、寒さへの抵抗力をつけたいとき、 また、根の張りをよくしたいときや株に元気がないときは、活力剤(「マイローズばらの活力剤」など)を併用すると効果的です。

 

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置き場所

 

日当たりと風通しがよい場所に置きましょう。

 

水やり

 

[4〜5月]
鉢植えの場合;生育が旺盛な時期なので、水分が不足すると生育が遅れたり、蕾を落としてしまうことがよくあります。鉢植えでは、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水を与えます。
庭植えの場合:よほど雨が降らない場合でもない限り、水は不要です。
 なお、病気がまん延しやすいので、夕方の水やりはなるべく避け、午前中の水やりをおすすめします。

[6〜7月]
鉢植えの場合;鉢土の表面が乾いたら、水を与えます。
庭植えの場合:土中や空気中の水分が多く、枝葉が徒長しやすくなります。乾いていない土への水やりは控えましょう。ただし、7~10日ほどまとまった雨が降らない場合は、庭植えでも1回水やりし、水分補給をしておきます。

[8〜9月]
鉢植えの場合:1日に1~2回、鉢底の穴から水が流れるぐらい、十分に水やりします。鉢底から最初に高温状態の水が流れ出し、鉢内の用土を早く冷やせるので、根が回復しやすくなります。
庭植えの場合:大雨が降らない限り、庭植えには4~5日に1回、十分に水やりします。

[10〜11月]
鉢植えの場合;花が咲くまでは、土が乾き始めたら水を与え、咲いてからは土の表面が乾くたびに与えます。
庭植えの場合:土の乾き始めではなく、土の表面が乾いた時に水を与えます。

[12〜1月]
鉢植えの場合;鉢土の表面が乾いたら与えるようにします。数日して表土が乾かないなら、乾くまで与えないことがポイントです。
庭植えの場合:雨が当たらない花壇ではない限り、水は原則的に極力与えないようにします。これは休眠し始めたバラは、あまり水分を必要としないからです。この時期の過度な水やりは、株を傷める原因になります。

[2〜3月]
鉢植えの場合;鉢土の表面が乾いたら、水を与えます。なるべく乾かしぎみに育て、水を与えるときは、たっぷり与えるのがコツです。与える水の量は、4〜10月を参考にしてください。
庭植えの場合:庭植えの場合は、極度に乾かないかぎり、特に水やりは必要ありません。

 

肥料

 

[4〜5月]春の開花後に肥料を施しておきましょう。肥料不足になると、花つきや生育が衰えやすくなります。
鉢植えの場合;4月は1週間に1回、規定倍率に希釈した液体肥料を施します。さらに、5月の満開後に1回、適量の粒状肥料を株元にばらまいて施します。
庭植えの場合:5月の満開後に1回、適量の粒状肥料を株元にばらまいて施します。

[6〜7月]生育の最盛期です。その生育を促すために必要な水と肥料が不足すると、バラの健康維持は難しくなるので、生育に応じた追肥が必要です。追肥には、速効性の肥料がおすすめです。
 なお、この時期、花や蕾が多少残っていても、定期的に肥料を施しておくほうが、よい株に育ちます。あまり気にせず、継続的に施すことが大切です。
鉢植えの場合;1週間に1回、規定倍率に希釈した液体肥料を施します。
庭植えの場合:雨が多く降り続くと土中の肥料分が流されてしまうことがあるので、鉢植えと同様に速効性の肥料を、しっかりと追肥しましょう。

[8〜9月]この時期に肥料を施さないと、生育は極端に衰えやすくなります。特に剪定する前、葉があるうちに施しておくと、肥料の吸収がよく、剪定後の新芽の育ちがよくなります。
 9月中旬~下旬にもう1回、施しておきます。これは剪定後、新芽が3~4枚のびたころがちょうどよいタイミングです。
鉢植えの場合;鉢土の表面が乾きやすいので、特に液体肥料がおすすめです。1週間に1回、規定倍率に希釈した液体肥料を施します。
庭植えの場合:適量の粒状肥料を株元にばらまいて施します。あるいは鉢植えと同様、1週間に1回、規定倍率に希釈した液体肥料を施します。

[10〜11月]花が終わり次第、お礼肥を施します。
鉢植えの場合:鉢植えの株は、肥料切れを起こしやすいので、花が咲いた咲かないに関係なく、規定倍率に希釈した液体肥料をお礼肥として施します。
庭植えの場合:株から30cm程度離した樹冠下に、適量の粒状肥料を株元にばらまいて、土に軽く混ぜ込みます。

[12〜1月]「来期の生育の基礎となる肥料」である元肥を施しておくと、バラに必要な栄養分が容易く補われ、比較的スムーズに生育します。施す適期は12~1月で、気温が低く、バラの休眠中に作業するのがポイントです。
鉢植えの場合;規定倍率に希釈した液体肥料をお礼肥として施します。
庭植えの場合:株元の両側の30cm離れた場所に、深さ30cm、直径30cmの穴を2つ掘ります。穴から掘り上げた土のそれぞれの半量に、牛ふん堆肥をバケツ1/2杯と、適量の粒状肥料をよく混ぜて、それぞれの穴に埋め戻します。このとき、穴の上層部に当たる表土に近い土には、牛ふん堆肥がやや少なめになるよう、加減して混入するとよいでしょう。

[2〜3月]3月中旬に暖かな日が多くなるころ、新芽の生育を促すために追肥します。ただし、この時期はまだ肥料の吸収が緩やかなので、速効性のある薄めの肥料、栄養分を補うようにします。
鉢植えの場合;規定倍率に希釈した液体肥料を施します。7~10日に1回、生育期間中に計3~4回、成長に合わせて施します。
庭植えの場合:適量の粒状肥料を株のまわりにばらまいて施します。鉢植え同様、液体肥料を利用してもよいでしょう。

*さらに、ばら苗の植え付け、さし木、植え替え時や、暑さで株がバテ気味のときや、寒さへの抵抗力をつけたいとき、 根の張りを良くしたいとき、株に元気がないときには、活力剤(活力剤「マイローズばらの活力剤」など)の併用がおすすめです。

 

土壌の中耕

 

「中耕」とは、土の表面を浅く耕すことです。中耕すると、土の通気性、水はけ、水もちが改善されるため、根の生育が促進されます。土が堅くなったら、通年、いつでも中耕しましょう。

 

花がら切り

 

咲き終わったバラの花(花がら)は、その都度切り取ります。花がらを切ったあと、活力剤(活力剤「マイローズばらの活力剤」など)を与えておくとよいでしょう。 [よく咲く木立性の場合]切る位置は、おおむね伸びた枝の半分辺りです。なるべく外側を向いた大きな葉を4~5枚分残して切り戻します。大きな葉の上で切ると、葉が光を受ける面積が大きいため、光合成の量も多く、充実したよい芽が出やすくなります。

[よく咲く半つる性の場合]育てられる方の主旨によって、多少変わります。つる状に仕立てたいなら、やや長めに枝を残しましょう①。繰り返し咲かせたいなら、木立性のように伸びた枝の半分、もしくは1/3だけを残して切り戻します②。この場合も、大きな葉を4~5枚分を残して切り戻しましょう。

 

誘引

 

[半つるタイプ、つるタイプ]
誘引の適期:12~1月ごろの休眠期
誘引は、枝が曲げやすく、誘引しやすい休眠中に行ないます。早めに誘引しておくと春の芽吹きがよく、蕾をたくさんつけやすくなります。

<下準備>
①葉をすべて取り払う。
②枯れ枝、病気の枝、傷んだ枝、弱った枝などを切り捨てる。
③元気そうな細めの枝は、2芽だけ残して切り詰める。


花が咲いた枝は、おおむね、伸びた枝の長さの半分を目安に切る(②)。半つる性に仕立てている場合は、やや長めに枝を残す(①)。

<誘引の手順>
①最初に「太くて長い枝」を誘引する。
②咲かせたい場所に、枝を水平、もしくは放射状に誘引する。
③枝は誘引ひもでしっかり縛るのがポイント。
④全体的にまんべんなく枝を配置する。

 

芽かき、切りもどし

 

3月になると、新芽の生育が始まります。通常、1芽に対し1本の新芽が理想ですが、なかにはひとつの芽から、2~3本の新芽が吹いてくることがあり、放任しておくと、枝が混みすぎたり、枝が太くなりにくいので、芽数を絞り、力強い芽に栄養分を集中させる「芽かき」を行ないます。芽かきは、芽がなるべく1~2cmぐらいに伸びたころに作業します。
 また、芽は寒さで傷んだり、伸びなかったりすることもあります。その場合は、健全な芽が伸びる位置まで枝を切り戻すことで、再度芽吹かせます。

 

剪定

 

<夏の剪定>剪定の適期:9月
「タイプ1」の四季咲き、繰り返し咲きの品種に、夏の剪定を行ないましょう。樹形を整えたり、株を元気にさせることができます。ちょうど9月に剪定すると、秋の10~11月ごろ、花がたくさん咲きます。夏の剪定を行なうと花数がふえ、花径が大きくなります。

秋にまとめて咲かせるためには:枯れ枝、傷んだ枝、細く短い枝を切り除きます。それでも枝が茂りすぎて、風通しが悪いようなら、さらに枝を切り除きます。最後は、全体の形を見て、株を整えるつもりで切り戻します。この時、葉をある程度残しつつ、形を整えるよう注意します。

葉がほとんど無いバラには:むやみに剪定しなくてもよいでしょう。病害虫に侵されて葉を落とした株なら、花がら、蕾だけを摘み取り、病害虫に対応した薬剤を散布して、様子をみます。  気候が涼しくなると、普通に葉がたくさん出てくるので、そのとき規定倍率に希釈した液体肥料を施せば、秋には花が楽しめます。

<冬の剪定>剪定の適期:1月下旬~2月中旬
特に木立ち性のタイプは、この時期にしっかり枝を切ることによって力強く芽吹き、春に美しい花を咲かせてくれます。剪定は、株を元気よく育てるためにも重要な作業となります。

[木立性タイプ・半つる性タイプ(四季咲き)/タイプ1の場合]
おおむねハイブリッド・ティの整枝、剪定と同様に作業します。
①枯れ枝、傷んだ枝、細くて短い枝、元気がない古枝を切り除きます。
②それでも枝が密集している箇所は、日当たり、風通しが悪くなるので、さらに枝を間引くように切ります。
③最後に、全体の樹形を見て、バランスよく整えます。おおよそ株全体の1/2を切り戻すことを目安にします。ハイブリッド・ティよりは、やや浅めに切り戻すことを心がけると、たくさんの花を咲かせます。
*樹高を抑えたい場合:株全体の約1/3まで切り戻します。大幅に、株の高さは低く、枝数(芽数)は少なくなりますが、1芽あたりの栄養分がふえることで、春先から若い芽がとても力強く成長し、大きな花を咲かしやすくなります。さらに、春から秋までの長期間、連続的に開花することを促します。

[半つる性タイプ(1季咲き、返り咲き)/タイプ2の場合]
春以降、咲きにくくなる半つる性タイプは、やや浅めに切り戻し、株を整える心づもりで作業をします。このタイプは枝の数や、芽の数を多く残したほうが、春に美しい花をたくさん咲かせます。以下の①、②は、「タイプ1」の作業に準じます。
①枯れ枝、傷んだ枝、細くて短い枝、元気がない古枝を切り除きます。
②それでも枝が密集していると、日当たり、風通しが悪くなるので、さらに枝を間引くように切り除きます。
③最後に全体の樹形を見て、バランスよく整えます。おおよそ株全体の約1/3を切り戻すのを目安にします。

 

ワンポイント

[木立性タイプ・半つる性タイプ(四季咲き)/タイプ1]は、おおむねハイブリッド・ティの整枝、剪定と同様にしっかり切ります。[半つる性タイプ(1季咲き、返り咲き)/タイプ2]の半つる性タイプは、やや浅めに切り戻し、株姿を整えます。


[木立性タイプ・半つる性タイプ(四季咲き)/タイプ1の場合の剪定]細い枝、枯れた枝、元気がない古枝など、不要な枝を切り除いたのち、さらに枝を間引き、最後に、全体の樹形を見て、バランスよく整える。

監修  園芸研究家 小山内健
園芸研究家。通称「ローズ ソムリエ」、「バラ鑑定士」と呼ばれるバラのトップアドバイザー。大阪府にある京阪園芸(株)にて販売、栽培管理、品種の鑑定などに従事するかたわら、講演会や講習会と多方面に活躍する。「趣味の園芸」(NHK出版)、「花ぐらし」(家の光)、などさまざまな園芸誌に執筆、出演。著書に「アーリー モダンローズ」、「オールド ローズ」(ともに講談社)ほか、共著多数。TVチャンピオン「全国バラの花通選手権」2回制覇の経験もある。

害虫・病気対策

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イングリッシュローズで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
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