植物栽培ナビジニア・リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)の育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
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基本情報

基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間

栽培カレンダー

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準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 水はけのよい土(pH6~6.5)を好みます。庭植えでは、苗の根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って、根鉢を崩さず植えつけます。

 鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。通常のジニアに比べてジニア・リネアリスは、高温多湿に強い種類です。

肥料

 肥料は、植えつけ時の元肥として、花壇では粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、鉢植えは用土1ℓ当たり5gを土に混ぜます。

 また、ジニア・リネアリスは、初夏から秋までと、比較的開花期間が長いため、途中花数が減ることがあります。定期的に追肥を施し、花数が減らないように管理することが大切です。植えつけ2~3カ月後から、2カ月に1回、同じ肥料を同量土の上にばらまいて施します。

置き場所

 日当たりのよい場所を選んで植えつけます。日当たりの悪い場所では、生育が悪くなり、徒長してしまいます。また、花色が悪くなったり、花数が少なくなったりするので、注意しましょう。

切り戻し

 ジニア・リネアリスは比較的開花期が長く、途中で草姿が乱れることがあるので、定期的に切り戻しすることをおすすめします。

 まず、初夏から夏に花を楽しんだ後、7月下旬に切り戻します。この切り戻しは、夏の高温多湿期の間の蒸れを防ぐとともに、新しい茎葉を促します。すると秋からの花数をふやすことができます。切り戻すときは、株元から20cm前後のところで、必ず葉を残した状態で切りましょう。葉がなくなって茎が棒だけの状態になると、株の再生が遅れたり、枯死したりすることがあるので注意しましょう。

 なお、花がら摘みは、ジニア・リネアリスの場合、特に必要はありません。

ふやし方

 ジニア・リネアリスは、さし木やタネまきでふやすことができます。

 タネまきは、ヤエザクラが咲くころが適期です。本葉が3枚程度開いたら、3号のポリポットに植え替えます。その後、本葉が8~10枚程度になったら、花壇や好みの鉢などに植えつけします。

 さし木は、5月下旬~7月上旬が適期です。茎を2~3節ごとに切り、水に30分程度浸けた後に、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、さし木用培養土にさします。水をたっぷり与えて、明るい日陰で管理します。3~4週間たったら、3号のポリポットに植え替えます。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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