植物栽培ナビムスカリの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

ムスカリの球根は、10月~11月に植えつけ適期です。ただし、10月に植えると、葉が長く成長してしまい、花の見栄えが半減します。球根は、11月上旬~中旬までに植えるほうが、葉の長さを抑えることができます。また、ムスカリは、弱アルカリ性の土を好む植物です。事前に植え場所の土のpHを調べるには、土壌酸度測定液「アースチェック液」が便利です。土の酸度を弱アルカリ性に整えるためには、苦土石灰を適量施して、pH調整を行ないます。pHを1上げるために必要な苦土石灰の量は、鉢用土の場合、10Lの用土に約10g、花壇の場合、1m²当たり約200g(深さ20cmまでの土壌に混ぜる場合)を目安にします。

球根の植え方は、深さ4~5cmぐらいの植え穴を10cm間隔に掘って植えます。この程度に密植すると、花が咲いたときの見栄えがよくなります。

ちなみにオランダのキューケンホフ植物園の名物のひとつが、青紫色のムスカリを川のように細長い区画に密植した、通称「ムスカリ・リバー」です。スペースがあれば、真似てつくってみるのも素敵です。

 

ワンポイント


栽培管理

管理

水やり

花壇植えの場合は、秋の植えつけ時から根が張るまでの約1か月間は、土が乾いたらしっかり水をやります。その後は、ひどく乾くとき以外は、とくに水やりは必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷり水やりをします。

肥料

植えつけ時に粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、土に均等に混ぜ込みます。 花後は、粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を株のまわりにバラまくか、葉色が茶色に変わり始めるまで、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1,000倍液を、ひと月に2~3回程度施し、球根を肥大させます。

置き場所

ムスカリは日当たりを好みます。花壇に植える場合は、日当たりと水はけがよい場所に植えます。鉢植えにしたものは、日当たりのよい場所に鉢を置きましょう。

開花後の手入れ

ムスカリの花が終わったら、花がらと花茎を取り除き、お礼肥えとして、粒状肥料マイガーデン粒状肥料」、マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を適量施します。7月上旬には葉が黄色くなり、球根掘り上げの時期になります。球根は、毎年掘り上げても構いませんが、ムスカリの場合は、3年に1回掘り上げるのが適当です。掘り上げた球根は明るい日陰で干し、球根の表面が乾いたら網袋に入れて、涼しい場所で管理しましょう。秋になったら、球根を植えつけます。

 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

ワンポイント


収穫


ワンポイント


監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

ムスカリで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
ムスカリの育て方のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。
商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。