植物栽培ナビギンヨウアカシアの育て方
基本情報
科名属名 | |
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原産地 | |
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日照条件 | |
生育適温 | |
水やり | |
特徴 | |
樹高 | |
種まき期 | |
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開花期 | |
収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
‘ギンヨウアカシアプルプレア ’
ギンヨウアカシアの、新葉が紫色になる園芸品種。
‘サンカクバアカシア ’
樹高2~3mと小型で、立性のため、狭い場所での栽培にも適している。ギンヨウアカシアに次いで、3月から開花する。耐寒性はギンヨウアカシアよりも劣るため、暖地で栽培する。
‘フサアカシア ’
枝と葉が銀灰色で、美しい濃黄色の花を枝がしなるほど咲かせる。花には香りがあるため、切り花としても利用できる。耐寒性はギンヨウアカシアと同程度。
‘ニセアカシア ’
アカシア属ではなく、ニセアカシア属の植物。葉が黄色の‘フリーシア'、花が藤色の‘ヒエレリー'などの園芸品種があり、暖地から寒冷地まで栽培することができる。
栽培カレンダー
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備と植えつけ
植えつけ方
植えつけ
アカシアの仲間は、自生地では乾燥地に生えるものが多いため、水はけのよい場所に植えつけます。また、花を咲かせるためには、十分に日に当てることが必要です。さらに、特に台風シーズンの強風によって、枝や、ひどい場合には幹が折れることがあるので、風当たりの強くない場所を選びます。アカシアを含め、マメ科の植物は一般に成木の移植が難しいため、植え場所をよく吟味することが必要です。
植えつけは厳冬期を除く休眠期中に行ないます。11月、または3~4月が適期です。大株を移植する場合は、1年前にあらかじめ根回しをしておくとよいでしょう。成長が早いのでポット苗を植えつけてもすぐに大きくなり、活着も良好です。
根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土を土の1/3ほど混ぜて、さらに、それに元肥として粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g混ぜて植えつけます。水はけの悪いところでは砂質土を客土します。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。若木のうちは風で枝や幹が折れやすいので、必ず支柱をします。
栽培管理
管理
水やり
根づいてしまえば夏の高温で極端に乾燥する時期以外には、特に水やりは必要ありません。夏に水やりするときは、気温の低い朝か夕方にたっぷりと与えます。
肥料
マメ科の植物は根につく根粒菌により、チッ素を固定するので、必ずしも必要ではありませんが、葉色が悪いときには花後の4~5月に、緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり70g、株の周りの土の上にばらまいて施します。
剪定
剪定は、花後から7月までに行ないます。夏過ぎには来年開花する花芽ができますので、これ以降の剪定は花が咲かない原因となります。
若木の場合は枝数が少ないので、ある程度の長さで枝を切り戻し、複数の側枝を出させ、翌年以降は混みすぎた側枝を剪定します。上部の枝は短く、下にいくにしたがって長めに剪定することで美しい樹形となります。
また、樹高を抑える場合は、幹を好みの高さで切り戻します。
ふやし方
主にタネでふやします。秋にはサヤが熟すので、タネを取り出し、秋のうちにすぐまくか、乾燥しないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室(5℃程度)で保存して、3~4月にまきます。赤玉土小粒やタネまき用土に1ポットにつき1粒ずつまき、1~2cm程度の厚みで覆土をします。
なお、採取したタネを80℃のお湯に入れ、そのまま冷えた水に12~48時間浸けてからまくと発芽がよくなります。種類にもよりますが、20~25℃の気温だと1~3週間で発芽し始めます。苗の大きさに応じて植え替えし、秋または春に目的の場所に植えつけます。

「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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