植物栽培ナビアレカヤシの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

植えつけ・植え替え

 水はけのよい肥沃な用土で植え付けます。用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植え付けましょう。

 鉢底から根がたくさん出てきたり、鉢土の表面に根が見えたりしてきたら、根詰まりしている証拠なので、二回りほど大きな鉢に植え替えます。

 大鉢でそれ以上鉢のサイズを大きくできない場合は、株分けして元のサイズの鉢に植え直します。

 鉢増しする場合は、5~9月に、株分けして植え直す場合は、5~7月に作業するのが理想的です。

 

栽培管理

管理

置き場所

 耐陰性はありますが、年間を通して、室内のできるだけ明るい場所に置いて楽しみます。

 もともとは戸外の直射光線下で育つヤシなので、春から秋の高温期は、戸外で直射日光に当てても問題ありません。外に出す際は、5月の連休明け以降にし、葉焼けしないよう、戸外の日ざしに少しずつ慣らしていくことが大切です。最低気温が10℃を下回る前に、室内に取り込みましょう。

水やり

 春から秋は鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水やりします。

 冬は乾かし気味にし、鉢土の表面が完全に乾いてから水やりします。冬の水やりは、暖かい日を選び、比較的気温の高い日中に水やりするようにします。

 なお、葉のホコリ対策には、葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期には、2~3カ月に1回程度用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 最低気温5℃以上で冬越しますが、10℃以上に保てれば理想的です。

ふやし方

 株分けでふやします。鉢がパンパンになる前に鉢から取り出し、根鉢の下部でとぐろを巻いた根を切り落とします。株と株の間にのこぎりをさし込み、2つか3つに切り分けます。続いて割り箸などで突くようにして古い土を軽く落とし、腐った根を切ってから、新しい用土を使って植えつけます。植えつけ後は、たっぷり水やりし、明るい日陰で養生します。新しい葉が2枚程度出てきたら、徐々に明るい場所に移動させます。

栽培のポイント

 大きくのびすぎた株は、株元から剪定します。太くなると剪定バサミでは切れないので、細いノコギリを使って切り取ります。周りの株を傷つけないように慎重に作業しましょう。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

アレカヤシで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
アレカヤシの育て方のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。
商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。