植物栽培ナビさるすべりの育て方
基本情報
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
‘ディア・ルージュ'
神奈川県農業技術センターで開発された「ディア・シリーズ」は、うどんこ病に耐性があり、花色も鮮明である。枝が張らない立性のため、限られたスペースでも栽培できる。本品種は真紅の花を咲かせ、非常に美しいが、暖地での栽培に限られる。
‘ディア・パープル'
「ディア・シリーズ」の1品種で、清涼感のある藤紫色の花を咲かせる。
‘チッカソー'
アメリカの国立樹木園でできた、サルスベリとヤクシマサルスベリの交配種。7年で樹高50cmにしかならず、濃い緑色の葉と調和する紅がかったピンクの花を咲かせる。
‘サマー&サマー'
成木でも、樹高30~40cm程度で、枝も横に張るため、グラウンドカバーにもできる。寒さにも強く、北海道南部まで庭植えが可能である。紅花の本品種以外にも、濃紅色の‘サマーフラッシュ'、紫色の‘パープルクイーン'、白色の‘ホワイトフェアリー'がある。
栽培カレンダー
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備と植えつけ
植えつけ方
植えつけ
土質は特に選びませんが、水はけがよい土壌が適しています。夏に極端に乾燥させると、葉先が茶変することがあります。いずれの種類も十分に花を咲かせるために、日向から、少なくとも午前中の間は日が当たる場所を選びましょう。
植えつけは、厳冬期を除いた落葉中の10~11月、または、芽が動き出す前の3~4月に行ないます。根鉢の倍の深さと幅の植え穴を掘り、掘り上げた土に腐葉土を1/3量ほど混ぜて植えつけましょう。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。強い枝を伸ばして旺盛に生育するので、矮性品種を除き、若木のうちは支柱を立てます。
栽培管理
管理
水やり
基本的に、水やりは不要ですが、夏の高温期に土壌が極端に乾燥する場合は、朝か夕方に十分に水を与えます。
肥料
12月から1月に寒肥として、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当り150g、株の周りの土の上にばらまいて施します。
剪定
多くの花木が前年の夏前後に花芽を作り、翌春に開花するのとは異なり、サルスベリは春に出た枝を伸ばしながら、花芽を作っていきます。そのため、剪定は、落葉して枝ぶりがよく分かる、2~3月中旬に行ないます。
まず、樹の内側の枝や混みすぎた枝(A)や、上方向に勢いよく伸びる枝(B)は基部から切り除き、株の内側にも日が当たるようにすると、株全体に花を咲かせます。
植え場所のスペースの関係で、小さく仕立てたいときは、毎年同じ大きさになるように枝を切り詰めます。よく萌芽しますが、太い枝を切ると、その年の花は咲きにくくなります。
ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は2~3月なので、剪定した枝を使うことができます。太さ5~10mm程度の枝を選び、長さ10cmほどに切り揃え、切り口を鋭利な刃物で斜めに切ります。30分ほど水揚げをし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、鉢や箱に赤玉土小粒やさし木用土を満たしてさし木します。たっぷりと水やりして、日陰で乾かさないように管理するか、ビニール袋などで密封すれば、6月には発根します。
タネでふやす場合は、9月に熟した果実を採種し、封筒などに入れて、冷蔵庫の野菜室などで保存します。春になったら、果実から出ている細かいタネをまきましょう。5cmほどの高さになったら、一株ずつ鉢上げします。

「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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