植物栽培ナビヒペリカムの育て方
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生育適温 | |
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特徴 | |
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
どの種類も基本的には栽培が容易で、株もそう大きくならないので、植え場所や組み合わせる植物の大きさなどを考えて選択すればよいでしょう。
ヒペリカム・カリキヌム
グラウンドカバーとしても利用されるように、樹高が低く、横に株が広がる。日陰でも生育旺盛で、よく花を咲かせる。
ヒペリカム ‘ヒドコート'
キンシバイよりも大きく樹高1m以上になるが、耐寒性種のなかでは最も大きな花を次々と咲かせる。非常に丈夫な種類で、年々株が大きくなる。
ヒペリカム‘トリカラー'
ヒペリカム・カリキヌムとキンシバイの交配種。樹高30cmに満たない小型品種である。葉が白色に縁取られ、強い日光や低温にあうと赤味を帯びて美しい。性質は多少弱く、成長も遅いので、風が吹きつけない場所での栽培に適する。
ヒペリカム‘エルステッド'
花は小型であるが、多花性で、晩夏から秋にかけてかわいらしい赤い果実を実らせる。樹高は1m以上になる。
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植えつけ方
植えつけ
花を咲かせるためには、日なたから半日陰に植えつけます。日陰では枝ばかりが伸びて、花つきが悪くなります。水はけがよく、極端に乾燥しない腐植質に富んだ、水もちのよい土壌が適します。さび病に弱いヒペリカム・カリキヌムや‘エルステッド'は、特に秋に湿度が低くなるような、風通しのよい場所を選びましょう。
3月から4月、または9月下旬から10月が植えつけの適期です。根鉢より一回り大きな植え穴を掘り、掘り上げた土に、腐葉土や少量の完熟堆肥などを混合して植えつけます。根鉢を据えたら周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。秋の植えつけ時には、伸びすぎた枝を切ってもかまいません。
株が大きくなるので、鉢植えでの栽培には適しません。
管理
水やり
特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりします。
肥料
生育が始まる前の3月、また開花が終わり、夏の暑い時期を過ぎた9月下旬から10月に、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当り150g、株の周囲の土の上にばらまいて施します。
剪定
ヒペリカムは、春に枝が伸びた後に花芽を作ります。そのため、剪定は冬に行ないます。
株を小さくする場合は、地際から20~30cmの高さで刈り込みましょう。大きく育てる場合は、樹形を整えるために浅く刈り込み、枯れ枝(A)や花がつかなくなった古枝を基部から切り除きます。
ヒペリカム・カリキヌムや‘トリカラー'は、ほとんど剪定の必要がないので、枯れ枝を切る程度にします。
ふやし方
開花前の5月から6月の新梢が堅くなりかける時期に、枝を長さ10cmほどで切り取ります。蕾を切り取り、先端の葉2~3組を残して、下部の葉は摘み取ります。30分ほど水にさして水揚げし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土に葉が触れる程度の間隔でさします。たっぷりと水やりし、風が当たらない日陰で乾かさないように管理します。
株分けでふやすこともできますので、植えつけ時に根鉢をはさみで適当な大きさに分割します。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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