植物栽培ナビユッカの育て方
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植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
アツバキミガヨラン
Yucca gloriosa
日本で最も多く植栽されている種類。潮風に強く、乾燥にも強い。厚い葉の先は鋭い。
キミガヨラン
Y. recurvifolia
耐寒性が強く、庭園樹として利用される。アツバキミガヨラン(Yucca gloriosa)に似るが、葉がやや細長い。
イトラン
Y. filamentosa
耐寒性があり、庭園樹として利用される。小形で幹はほとんど立ち上がらない。葉の縁に糸状の繊維を出す。
エレファンティペス
Y. elephantipes
この仲間のなかでは耐寒性が劣るため、室内観葉植物として利用される。
ロストラタ
Y. rostrata
近年導入された新しい種類。耐寒性があり、庭木としても有望。立ち上がった幹の上に、密につけたシルバーリーフを球状に広げる姿が美しい。
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準備
栽培方法
植えつけ・植え替え
用土はあまり選びませんが、水はけのよいものを用います。用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。丈夫な種類なので、植え替えは春から秋であればいつでも行なえます。
管理
置き場所
耐陰性はありますが、本来は強光線下で育つ植物なので、できるだけ直射日光の当たる場所に置きます。春から秋の高温期は、屋外に置いても問題ありません。
水やり
乾燥した環境を好むので、1年を通じて乾かし気味に管理します。特に冬は、水やりを控えめにすることで、耐寒性が増します。
葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。
肥料
春と秋の暖かい時期に各1回ずつ、用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を、土の表面にばらまく程度とします。
冬越し
ユッカのなかでは寒さに弱いとはいえ、観葉植物としては、かなり寒さに強い部類です。水やりを控えて、直接霜に当てなければ、まったく問題ありません。
ふやし方
さし木や取り木でふやせます。5~8月の適期に行なえば、容易に発根するので、さし木の方が手軽でおすすめです。
さし木の穂木には、のびた側枝を利用します。切り取った側枝を10~20cmほどで切りそろえ、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、さし木用土、あるいは赤玉土小粒と日向土を1:1で混合した用土を入れた5号(口径15cm)平鉢にさします。3〜5週間ほどで発根するので、3号(口径9cm)のポリポットに観葉植物用土を入れて植え替えます。
栽培のポイント
日当たりが悪い室内では間伸びして軟弱に育ち、病害虫が発生しやすくなります。できるだけ直射日光に当てて、健全な株作りに努めます。
大きく育ち過ぎた株は5〜8月に、側枝を3〜5cmほど残して切り取ります。明るい日陰で乾かし気味に管理すれば、1〜2カ月後には新芽が出てきます。
切り戻した枝は、さし木の穂木に利用できます。葉の部分も10~20cmほどに切りそろえ、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてからさすと、2〜3カ月で発根します。なお、さし木の詳しい方法は、本稿「ふやし方」を参照してください。
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