植物栽培ナビイチゴノキの育て方
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
果実は、開花の翌秋に緑色から黄、オレンジ色、赤へと変化しながら晩秋に成熟していくので、翌年の花と同時期に、美しい果実を長きにわたって観賞できます。
ヒメイチゴノキ(イチゴノキ‘コンパクタ’)(Arbutus unedo ‘Compacta’)
イチゴノキの矮性品種。成長が遅く、樹高1.5mほどのコンパクトな樹形となる。
ベニバナイチゴノキ(Arbutus unedo f. rubra )
イチゴノキの野生種には、白から紅色までの花色があるが、本品種は紅色の花を咲かせる。
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準備
育て方のコツ
若木は、多少耐寒性が弱いので、南関東地方以西なら庭植えにできます。成木では−15℃でも生育します。寒風で葉や芽が傷むので、植え場所は、風当たりの強くない場所を選びましょう。土壌は水はけがよく、乾き過ぎない西日を避けられる半日陰が適しています。なお、ツツジ科植物では珍しく、アルカリ性土壌でも生育します。また、強風や塩害にもよく耐えるので、海岸沿いでも栽培することができます。
植えつけ方
植えつけ
庭への植えつけは、霜が降りなくなった3〜4月、涼しくなる9月下旬〜11月に行ないます。若木は寒さに弱いため、4月になってから植えるとよいでしょう。根鉢の表面を1/3程度くずし、根鉢の大きさの2〜3倍の深さ、幅の植え穴を掘り、植え戻す土の量の1/3程度の腐葉土と、粒状肥料「マイガーデン元肥用」を1m²当たり240g混合した用土で、深植えしないように植えつけます。特に水はけの悪い場所なら、土を盛って高植えにするとよいでしょう。
霜が降るような地域で、特に樹高50cm以下の株を育てる場合は、鉢植えにしましょう。適期は庭植えに準じます。
赤玉土小粒、鹿沼土小粒、ピートモスを3:4:3に混合した用土など、保水力と水はけのよいものを使います。鉢植えは2年に1回程度、植え替えをします。根鉢を軽くくずし、一回り大きな鉢に植え替えます。
管理
水やり |
庭植えでは、特に水やりは必要ありませんが、極端に乾く夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。水やりをするときは、朝か夕方に土に水がしみ込むまで、十分に与えます。 鉢植えでは、特に夏には、極端に乾かし過ぎないように注意します。 |
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肥料 |
2〜3月に寒肥として、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g施します。 |
剪定 | <>剪定の適期は、果実が落ちたあとの2月下旬〜3月です。イチゴノキは、若木のうちの枝数はそう多くなく、また自然に樹形が整うので、強剪定は控え、樹形を乱す徒長枝や株の内側の枯れ枝を切り抜く程度に止めます。 |
受粉 |
イチゴノキは自家受粉で結実しますが、雄しべと雌しべの長さが異なるため、自生地ではハチが花粉を媒介しています。花が晩秋から冬に咲くため、室内に取り込んでいる鉢植えの株や、昆虫の飛来が少ない寒さの厳しい環境下では、結実しにくくなります。特に鉢栽培の場合は、数花から花粉を取り、刷毛や筆などで、そのほかの花の雌しべに花粉をつけると結実しやすくなります。 |
ふやし方 |
さし木でふやすことができます。その年に伸びた枝が硬くなる6~7月に、枝を2〜3節の長さで切り取ります。節の下1cmの位置を鋭利な刃物で斜めに切り、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶしてから、平鉢や育苗箱に入れた赤玉土小粒やさし木用土に2〜3cmほどの深さでさします。さし床は日陰に置き、乾かさないように管理します。 |
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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