植物栽培ナビカンナの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

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準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 水はけと水もちのよい、よく肥えた土を好みます。庭植えでは、深さ20cmほど穴を掘り、腐葉土や完熟牛ふん堆肥などを混ぜて埋め戻し、深さ5cmぐらいの位置に球根を植えつけます。

 鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて、浅く球根を植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 やや湿り気のある場所を好みます。球根を乾かしてしまうと枯死することがあるので注意しましょう。鉢植えでは、鉢土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。

肥料

 春から初夏の芽吹きのころに、花壇では粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5gを土に混ぜて植えつけます。

 その後は、2~3カ月に1回、同じ肥料を同量土の上にばらまいて施します。ヒガンバナの花が咲くころまで、肥料を施します。その後は施肥を中止します。

置き場所

 熱帯アメリカに自生する植物なので、日当たりがよい場所を好み、寒さは苦手です。気温が5℃以下になったら、鉢植えの株は室内で管理します。花壇植えの場合は、球根を掘り上げて春まで保存します。

球根掘り上げ

 気温が5℃以下になったら、鉢植えは室内にいれて管理し、花壇植えは球根を掘り上げて保存します。保存方法は、段ボール箱にビニールの大袋を入れて、そのなかにピートモスをたっぷり入れます。そのとき、霧吹きで水をかけ、ピートモスを軽く湿らせます。保存後は約1カ月ごとに袋を開封し、カビが発生しないよう通気を促します。

 なお、カンナを花壇に植えたまま保存する方法もあります。この場合は、カンナの球根を植えている場所に、もみ殻や落ち葉などを高さ30~40cmほど載せて、その上をビニールで覆います。ただし、この方法は土壌の水分が多いと球根が凍って傷み、枯死してしまうことがあります。

 カンナは、分球やタネまきでふやすことができます。分球、タネまきともに、春から初夏が適期です。

 分球する時は芽の位置に注意して、球根を切り分けます。

 タネまきは、ヒガンバナの花が咲くころにタネをまきます。タネの表皮が固いので、ヤスリで軽くタネに傷をつけたり、40℃程度のお湯に浸けると、発芽率が高まります。なお、気温が低い時期の発芽率は悪いので適期は守りましょう。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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カンナで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

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