植物栽培ナビキャットテールの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 春から初夏にかけて、園芸店の店頭に元気なキャットテールの苗が販売されます。購入後はできるだけ早く植えつけます。

 植えつけには、水はけのよい市販の培養土を使います。自分で用土を作る場合は、赤玉土(小粒):腐葉土:パーライト(小粒)=6:3:1の割合で混ぜた用土がおすすめです。軽く根鉢を崩して植えつけましょう。

 花壇に植える場合は、完熟腐葉土や完熟牛ふん堆肥をすきこんで、ふかふかの土をつくってから植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 春から秋は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやります。成長が鈍くなる冬は、やや水を控え気味に与えます。

肥料

 植えつけ時に緩効性化成肥料を適量施します。粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を1m²当り150g、鉢植えでは用土1ℓ当たり5gを土に混ぜたものに植えつけます。

 なお、開花期間が長いので、忘れずに追肥します。追肥は、2~3カ月に1回、同じ肥料を同量、株の周りの土の上にばらまいて施します。

 液体肥料を施す場合は、2週間に1回施します。庭植えの場合は、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の500倍、鉢植えには1000倍に薄めたものを施しましょう。

置き場所

 日当たりがよい場所を好むので、日当たりが悪いと花数が減ったり、葉や花の色が悪くなるので注意しましょう。

 また、寒さに弱いので、冬は室内の窓辺に移動させます。ただし、冬の夜の窓辺の気温は急激に下がり、植物を傷める危険がありますので、夜は窓辺から室内の中ほどに移動させましょう。

冬越し

 冬の気温が5℃以下になる地域では、花壇植えのキャットテールは晩秋に掘り上げて、鉢に植え直し、室内の日なたで管理します。キャットテールは、5℃程度の気温が連日続くと葉色が悪くなり、やがて枯死することがあります。

花がら摘み

 花がら摘みは定期的に行ないましょう。花序の色が茶色っぽくなり始めたら、花がら摘みのサインです。

切り戻し

 生育が進むにつれて、草姿が乱れることがあります。こんな時は、定期的に切り戻して、草姿を整えましょう。

 切り戻しは、5月~6月上旬ぐらいが適期です。思い切って草丈の半分ぐらいまで、切り詰めても大丈夫です。

ふやし方

 切り戻しなどで切った茎をさし木して、ふやすことができます。茎を2節ごとに切り、30分間水に浸けてから、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶし、市販のさし木専用用土にさします。4週間ほどで発根します。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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キャットテールで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

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