植物栽培ナビスノードロップの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

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準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 スノードロップの球根を植える時期は、ヒガンバナが咲くころから11月上旬ごろです。水はけのよい培養土を選びましょう。

 庭植えの場合は、事前に腐葉土をすき込んでフカフカの土を作ってから球根を植えつけます。球根と球根の間隔は、だいたい5cm程度とり、球根1個分の深さに植えます。球根の間隔をあまり離さない方が、開花したときに寂しくないでしょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。6月後半になると葉が枯れ、休眠期に入ります。この時期は、水やりをやや控え気味にします。ただし、スノードロップは極端な乾燥を嫌います。カラカラに乾かさないように心がけましょう。

肥料

 球根を植えつけるときに、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150g、植えつける場所の土に混ぜて植えつけます。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土によく混ぜて植えつけます。 花後から5月下旬までは、10日に1回程度、所定の倍率に希釈した液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を施します。この時期は来年の花を準備する時期になります。しっかりと球根を育てましょう。

置き場所

 鉢植えで育てる場合は、球根を植えつけてすぐは、鉢を明るい日陰に置きます。晩秋から開花する春にかけては日当たりのよい場所に置き、花後は再び明るい日陰に移動しましょう。

 庭に植えつける場合は、落葉樹の下に植えつけるとよいでしょう。寒さにはとても強い植物です。戸外でしっかり寒さに当てることが大切です。

花後の管理

 開花後から休眠するまでの期間は、来年開花する力を球根に蓄える期間なので、葉を切らずに育てましょう。葉が枯れたら、無理に掘り起こす必要はありません。スノードロップはほかの球根類に比べて、比較的乾燥に弱い植物です。球根が密になって生育が弱まるまでは、そのまま育ててかまいません。もし掘り起こす場合は、球根が乾燥しないように、おがくずなどに入れて保存します。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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