植物栽培ナビセイヨウニンジンボクの育て方

監修  園芸研究家 倉重祐二
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基本情報

基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

ハマゴウ
Vitex rotundifolia
 日本の本州から沖縄の海岸の砂浜に生える落葉低木で、地面を這って生育する。夏に青紫色の花を咲かせる。

シルバー・スパイア
Vitex agnus-castus ‘Silver Spire’
セイヨウニンジンボクの選抜品種で、純白の花を咲かせる。生育旺盛で育てやすい。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 日なたから、午前中は日が当たるような場所で、冬でも乾き過ぎなく寒風が当たらない場所を選びます。水はけがよく、乾き過ぎない土壌が適しています。旺盛に生育し、短期間に大きくなるので、植え場所は3m角ほどの広さが必要です。
 植えつけは、霜が降りなくなった3〜4月、または涼しくなる9月下旬〜11月に行ないます。根鉢の表面を1/3程度くずして、根鉢の2〜3倍の大きさの植え穴を掘り、埋め戻す土の量の1/3量程度の腐葉土と、元肥として1㎡当たり150gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」や「マイガーデン花・野菜用」を混合して植えつけます。根が粗いので、成木になると移植が難しくなる植物です。植え場所はよく吟味して選びましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

特に必要ありませんが、極端に乾く夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。

肥料

 2〜3月に寒肥として、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」や「マイガーデン花・野菜用」を1㎡当たり150gを施します。

剪定

 セイヨウニンジンボクは枝数が多くなく、また自然に樹形が整うので、強剪定は控え、樹形を乱す徒長枝や株の内側の枯れ枝を切り抜く程度に止めます。

大きくなりすぎた場合は、切り戻すこともできます。剪定の適期は2月下旬〜3月です。

 

好みの位置で幹を剪定すれば、仕立て直しができる。
伸びてきた枝のうち、太い2〜3本を残し、余分な枝は基部から切り除い
て新しい幹をつくるようにする。

ふやし方

 さし木でふやすことができます。その年に伸びた枝を9月、または前年に伸びた枝を3月に、2〜3節で切り取ってさし穂にします。節の下1cmの所でナイフやカッターなどで斜めに切り、過剰な蒸散を防ぐため、葉を1/2〜1/3程度に切って小さくしておきます。1時間ほど水揚げし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土にさします。さし床は日陰に置き、乾かないように管理すれば、2ヶ月〜3ヶ月で発根します。

 

監修  園芸研究家 倉重祐二
園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

セイヨウニンジンボクで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
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