植物栽培ナビタッカの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

植えつけ方

 寒さに弱いので、鉢植えで育てるのが一般的です。水はけがよい培養土を用いて植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 乾燥を嫌うので、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

 球根を植えるときに、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5g混ぜましょう。その後は、冬を除いて、月1回、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を1,000倍に薄めて与えます。

置き場所

 本来は、森の茂みに育つ植物なので、明るい日陰で育てるのがよいでしょう。直射日光が当る場所では、葉が焼けてしまうことがありますので、注意しましょう。

 タッカ・シャントリエリは寒さに弱いので、気温が下がり始める晩秋から春の間は、15℃以上ある暖かい室内で管理します。15℃以上ある場所に置かないと、葉が枯れ始めます。ただし、葉が枯れても根茎は生きている場合があるので、もし葉が枯れても、春まで乾かし気味にし、5℃以上を維持して管理してみましょう。根茎が生きていれば、春に再び芽が伸びて、花を咲かせることができます。葉が枯れても、諦めずに春を待ちましょう。

 なお、乾燥を嫌うので、室内で管理する場合は、エアコンの風が当らない場所を選んで置きましょう。

ふやし方

 株分けは、地中にある根茎を切り分けます。そのとき、分けた根茎に、必ず芽が1つついていることを確認して、切り分けましょう。株分けの時期は、4月下旬にヤエザクラの花が散る頃が適しています。

 また、タッカ・シャントリエリは、タネでもふやすことができます。タネは、30~35℃ぐらいのぬるま湯に1晩浸すと、発芽率が上がります。タッカ・シャントリエリは発芽温度が高く、25℃程度が必要です。まき床の温度管理に気を配りましょう。また、タネは採種後になるべく早くまきましょう。採種後、タネまきが遅くなればなるほど、発芽率は低くなります。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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タッカで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

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