植物栽培ナビネズミモチ(プリベット)の育て方
基本情報
科名属名 | |
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原産地 | |
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日照条件 | |
生育適温 | |
水やり | |
特徴 | |
樹高 | |
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開花期 | |
収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
ネズミモチ
Ligustrum japonicum
関東以西から沖縄、朝鮮半島、台湾、中国に広く分布する樹高3mほどになる常緑低木。和名は、果実がネズミの糞に似て、葉がモチノキのようであることに由来する。花は白色で、甘く香る。刈り込みに耐えるので、生垣として植えられる。
トウネズミモチ
Ligustrum lucidum
中国原産で、ネズミモチより全体に大きい。生育旺盛で、芽吹きもよいため、生垣として利用される。
トウネズミモチ‘トリカラー’
Ligustrum lucidum ‘Tricolor’
葉の縁にピンク、白の斑が入る。
フクロモチ
Ligustrum japonicum var. rotundifolium
ネズミモチの変種で、生育が遅いコンパクトな樹形の小型種。
プリベット(シネンセ)
Ligustrum sinense
生け垣として人気が高まっている中国原産の落葉低木。落葉種の中では最も花つきがよく、芳香のある白い花を咲かせる。1m以上の比較的高い生け垣に適する。
シルバープリベット
Ligustrum sinense ‘Variegatum’
シネンセ種で、葉の縁に白い斑が入る園芸品種。葉色が明るいので、花のない時期でも周囲を明るく演出する。
栽培カレンダー
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備と植えつけ
植えつけ方
植えつけ
植えつけは、芽が動き出す前の3月、または梅雨時期が適しています。
本来は日当りがよい場所を好みますが、日陰でも育てることができます。土質も選びませんが、乾きすぎない多少湿った土壌が適しています。公害や潮風にも強く、活着すれば旺盛に生育し、刈り込みにも耐えます。大きくなり、家庭ではほとんどが生け垣として利用されるので、鉢植えでは栽培しません。
◎生け垣のつくり方
- 生垣をつくるためには、樹高50cm程度の苗木を選び、50cmの間隔で植えつけます。植えつけ前には、植え場所の土に腐植質や元肥を施して、十分に土壌改良をしておきましょう。
- まず、植え場所にひもを張り、線に沿って曲がらないように、2m前後の間隔で杭を打ち込みます。この杭の外側(道路側)に苗を植えつけます。
- 打った杭から25cmの位置を測り、次は75cmの位置、以降50cm間隔に4本の苗を植えつけます。
- 杭の高さは、生け垣の最終的な高さより低くし、横に竹などの支柱を2〜3本を渡して、ひもなどで杭に固定します。横に渡した支柱に幹を縛って、株がぐらつかないようにします。
栽培管理
管理
水やり
特に必要ありませんが、極端に乾燥する夏の高温期には、朝か夕方に水やりをします。
肥料
必要ありませんが、葉色が薄くなった場合は、2〜3月に寒肥として、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1㎡当たり150g、株元にばらまきます。
剪定
生垣の形を保っていくためには、通常、年2回の剪定が必要です。
花を観賞する場合は、花芽は前年の夏にできるので、花後のなるべく早い時期に1回目の剪定を行ないます。また、秋に伸びすぎた枝を剪定し、形を整えます。
葉のみを観賞する場合は、新芽の成長が止まる梅雨時期と、晩秋に剪定します。
ふやし方
さし木やタネでふやします。
さし木は6〜7月、または9月が適期です。枝先を長さ5cmほどに切り、1時間ほど水揚げをして、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、さし木用土や赤玉土小粒などにさします。たっぷりと水やりし、日陰に置いて管理します。
タネまきは、秋に果実を収穫し、皮を水洗いして取り除き、赤玉土小粒などにまきます。乾かさないように水やりをしながら、戸外で管理します。春に発芽します。

「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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