植物栽培ナビハナニラの育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
栽培カレンダー

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準備と植えつけ

植えつけ方

植えつけ

 ハナニラの球根は、ヒガンバナが咲き始める9月下旬ごろから10月下旬までに植えつけます。植木鉢でも花壇でも、手間がかからずよく咲きますが、毎年少しずつふえて、やがて春の花壇を覆うように育つので、鉢植えよりは花壇植えをおすすめします。春を彩るグランドカバー素材としても、よく使われています。

 なお、ハナニラは弱アルカリ性を好む植物です。水はけと水もちのよい土を選び、植えつけ2週間ほど前に、苦土石灰を適量まいて土にすき込んでおきます。土壌の酸度(pH)は土壌酸度測定液「アースチェック液」を使うと手軽に測れます。

 

栽培管理

管理

水やり

 花壇の場合は、根がしっかりと張るまでは水やりします。その後は、極端に乾燥するとき以外は、雨水で十分です。

 鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。鉢植えは、乾燥しやすいので注意しましょう。

肥料

 球根を植えつけるときに、元肥を施します。花壇植えの場合は、粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150gを土に混ぜて施し、鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土に混ぜて植えつけます。

 また、早春から、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を規定量に薄め、2週間に1回、水代わりに施します。

置き場所

 寒さに強い植物です。戸外でしっかり寒さに当てて育てます。夏は葉が枯れますが、地中には球根が残り、翌春にまた芽吹きます。

ふやし方・球根掘り上げ

 ハナニラの球根は、容易くふえていきますが、その増殖率は品種によって異なります。花後、葉が黄色くなるまで、2週間に1回程度、規定量に薄めた液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を施し、球根の肥大を促しましょう。

 7月上旬ごろに葉が枯れたら、球根を掘り上げます。掘り上げた球根は、ネット袋などに入れて、風通しのよい日陰で保存します。もちろん、無理に球根を掘り上げる必要はありません。次にほかの植物を植える必要がなければ、そのまま放任しましょう。その方が翌年、さらに見ごとな花が咲きます。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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ハナニラで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

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