植物栽培ナビハナモモの育て方
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収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
狭いスペースには‘菊桃'や照手(てるて)シリーズが適し、立性や枝垂れ品種の栽培にはある程度の広さが必要です。
‘矢口'
立性の代表品種で、最も広く栽培される。4月に開花するピンク色八重咲きの花は美しく、栽培容易でおすすめできる品種。
‘寒緋桃'(かんひとう)
艶やかな濃紅色八重咲きの花を3~4月にかけて咲かせる。立性。
‘菊桃'
細弁の澄んだピンク色の八重咲きの花。小型なので、狭いスペースでも楽しむことができる。
‘残雪枝垂'
白花八重咲きの花を3月下旬~4月に咲かせる。枝垂れ品種。
「照手シリーズ」
狭いスペースでも栽培できるほうき立ちの品種で、近年神奈川県の試験場で作出された。‘照手姫'は多少紫がかったピンクの花、‘照手紅'、‘照手白'、‘照手桃'は、それぞれ明紅色、黄色がかった白、紫ピンクの花を4月に咲かせる。
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植えつけ方
植えつけ
日当たりがよく、成木の樹高や樹形を考慮して充分に成長できる場所を選びます。日陰に植えた場合は、枝が徒長し、花も咲きにくくなります。土質は特に選びませんが、水はけのよい場所が適しています。水はけの悪いところでは盛り土をしてから植えつけましょう。また、ハナモモは成長が早く、強風によって枝が折れたり株が倒れることもあるので、風が直接当たらないような場所がよいでしょう。なお、モモの仲間は同じ場所に再度植えつけると、忌地を起こすので、場所を変えるか、客土をします。
植えつけは厳冬期を除く休眠落葉期に行ないます。11~12月または2~3月が適期です。成長が早いので苗木を植えつけてもすぐに大きくなり、活着も良好です。
根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、腐葉土を掘り上げた土の1/3ほど混ぜて、それに元肥として粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g混ぜたもので植えつけます。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。若木のうちは風で枝や幹が折れやすいので、必ず支柱をします。
管理
水やり
活着すれば、夏の高温で乾燥が続く場合を除いて、水やりの必要はありません。夏の水やりは、朝か夕方にたっぷりと与えます。
肥料
2~3月の落葉期に、寒肥として緩効性化成肥料の粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、株の周りの土の上にばらまいて施します。また、苗木の場合は花芽ができた後の9月にもう1回、同様の肥料を同量施します。
剪定
樹形を整え、花を数多く咲かせるため、また木を大きくしない場合には、剪定が必要です。春の剪定は花後なるべく早い時期、新梢が伸び始める前の3月中に行ないます。花の咲いた枝の基部の2~3芽を残して剪定し、複数の新梢を伸ばすようにします。4月以降の剪定は、新梢の生育が遅れ、花芽のつかない原因となります。
8月ごろには花芽ができているので、落葉期の剪定は、枯れ枝や重なった枝を切り除くだけにします。ひこばえや幹から直接出る枝は見つけ次第、切り除きます。
ふやし方
園芸品種は主に接ぎ木でふやされていますが、台木を用意しなければならないため、一般家庭ではさし木でふやします。
5~6月の新梢が硬くなりかける時期に、枝を長さ10cmほどで切り取ります。先端の葉2~3枚を残して、30分間水揚げをしてから、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、鹿沼土やさし木用土に葉が触れる程度の間隔でさします。たっぷりと水やりして、風の当たらない日陰に置き、乾かさないように管理します。発根しにくい種類もあるので、発根促進剤を使用するとよいでしょう。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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