植物栽培ナビピレアの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

Pilea cadierei

ピレア・カディエレイ

和名はアサバソウ。ベトナム原産。立性で濃緑色の葉に銀白色の模様が入る。

金属のような光沢のある輝きで、アルミニウムプラントとも呼ばれる。小形の品種、‘ミニマ'もある。

 

P. nummulariifolia

ヌンムラリーフォリア

西インド諸島からペルーに分布。葉は小形で茎は細く、ほふく性でよく枝分かれして密生する。「クリーピング・チャーリー」の名もあります。


 

P. ‘Moon Valley'

‘ムーン・ヴァレー'

葉は卵形、表面はちりめん状の凹凸があって立体的な園芸品種。葉色は、茶褐色に緑色が重なり合った、渋めの色合い。


 

P. ‘Siler Tree'

‘シルヴァー・ツリー'

葉は細長く、黒色に近い濃緑色となり、中心に銀白色の模様が入る園芸品種。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水はけと水持ちのよい培養土を用い、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。

 茎が伸び過ぎて草姿が乱れた株は、株元から1~2節を残して切り戻し、ひと回り大きな鉢に植え替えるか、切り戻した茎をさし芽にして更新します。

 切り戻した際、根鉢の古土を半分程度落として、新しい土で植え直すことも可能です。

 

栽培管理

管理

置き場所

 年間を通して日光のよく当たる場所に置きます。耐陰性があり、日陰でも育ちますが、日光によく当てて育てた方が、締まったよい姿になります。

 冬は室内に取り込み、窓ガラス越しの光に当てます。

水やり

 高温多湿を好むので、春から秋の高温期は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えます。特に夏は水切れさせないよう毎日水を与えます。冬は乾かし気味に管理します。

 なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期の間は2カ月に1回程度、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 最低温度5℃を保つようにして、室内の明るい場所に置いて冬越しさせます。

ふやし方

 さし芽で容易にふやせます。5月中旬から8月ごろ、切った茎の切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、清潔な赤玉土小粒などに数本ずつまとめてさせば容易に発根し、すぐに観賞できる姿となります。

 

栽培のポイント

 生育旺盛で強健な育てやすい観葉植物ですが、その反面、小鉢栽培では根詰まりを起こしやすくなります。最低でも1年に1回は根鉢の古土を1/4~1/3程度落として、ひと回り大きな鉢に植え替えるか、さし芽で株を更新させましょう。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

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ピレアで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

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使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
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