植物栽培ナビぼけの育て方
基本情報
科名属名 | |
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原産地 | |
分類 | |
栽培のスタート | |
日照条件 | |
生育適温 | |
水やり | |
特徴 | |
樹高 | |
種まき期 | |
植えつけ期 | |
開花期 | |
収穫期 | |
植えつけから収穫までの期間 | |
開花から収穫までの期間 |
品種紹介
‘東洋錦'
大輪一重。赤、白、白地に赤の絞りと咲き分けするボケの代表品種。
‘高根錦'
大輪一重。桃色地に紅や白の絞りと咲き分けする。
‘ゆめ'
大輪一重で淡いピンクの花が美しい。
‘世界一'
オレンジ色の巨大輪で八重咲き。
‘緋の御旗'
朱紅色の大輪一重。
栽培カレンダー
カレンダーは拡大してご覧ください。
準備と植えつけ
植えつけ方
植えつけ
乾燥しすぎない土壌の日なたであれば、土質を選ばずによく生育します。とげがあるので、人や動物除けの生け垣にすることもできますが、植え場所には注意が必要です。
鉢植えは、通年日がよく当たる屋外で管理し、開花期には室内に取り込んで観賞します。ただし、夏の高温期には土壌の乾燥を避けるために、半日陰に移動させます。
植えつけ、植え替えともに、9月下旬~11月に行ないます。
鉢植えは、畑から掘り上げた苗が鉢に植えられている場合が多いので、購入した年は、花後のなるべく早い時期に1回用土をすべて取り除いて植え替えるとよいでしょう。その後は2~3年に1回、植え替えます。用土は、水もちと水はけのよい赤玉土の小粒、鹿沼土、または軽石の小粒、腐葉土、またはピートモスを5:3:2で混合したものなどを使います。根を丁寧にほぐして、底部から1/3程度をはさみで切り詰め、一回り大きな鉢に植えつけます。
庭木として観賞する場合は、さし木でふやした苗を購入します。接木苗は、台木に負けてしまうことが多く、いつの間にか違う品種になってしまうことがしばしばあります。
植えつけは、根鉢の大きさの2倍の深さ、幅の植え穴を掘り、掘り上げた土に元肥として粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150gを混合したものを利用します。根鉢の周りに十分に水を注ぎ、棒などでつついて根と植え土をなじませます。ぐらつく場合は支柱を立てます。
栽培管理
管理
水やり
庭植えの場合、真夏の特に乾燥するとき以外、水やりは不要です。
鉢植えは極端に乾燥させると、葉が枯れたり、蕾がつかなかったりします。浅鉢に植えて販売されていることが多いので、落葉期には少なめ、春と秋は1日1回程度、夏は充分に水を与えて、乾燥させないようにします。
肥料
庭植えは、1~2月に寒肥として粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g、株元にばらまきます。
鉢植えは、開花後のお礼肥を4~5月上旬に、また、木が充実する9月下旬に、用土1ℓに対し「マイガーデン植物全般用」を5gを株元にばらまきます。
剪定
枝がよく伸びるため、鉢植えの株は、剪定で樹形を整えます。開花後に伸びている新しい枝は、基部近くの2~3芽を残して2~3cm程度の長さまで切り詰め、新しい複数の芽を出させます。さらに12月になったら、蕾が基部近くについている枝では、蕾を残すために10㎝程度の長さになるように剪定します。蕾のついてない枝は1cmの長さまで切り詰めます。
庭植えの株は、花後に剪定して樹形を整え、落葉期に枯れ枝や徒長枝を切り除きます。
ふやし方
野生種は、タネでふやすことができます。秋に熟した果実を収穫し、水で洗い流して果肉を落とし、赤玉土の小粒などにすぐまきます。タネをまいた鉢や箱は屋外に置き、乾かさないように水やりして管理すれば、春に発芽します。
さし木でふやす場合は、9~10月が適期です。その年に伸びた枝を10cmほどの長さで切り、1時間ほど充分に水揚げをしてから、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、赤玉土の小粒や鹿沼土の細粒、さし木用土にさします。風の当たらない日陰に置いて水を切らさないように管理し、翌春に鉢上げします。

「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。
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