植物栽培ナビトウガラシ(観賞用)の育て方

監修  園芸研究家 矢澤秀成
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基本情報

基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間

栽培カレンダー

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準備と植えつけ

準備

タネまき

 トウガラシは発芽するのに20℃以上を必要とするため、5月上旬にヤエザクラが散るころから初夏にかけてタネまきします。気温が低い時期にまくと発芽が遅れたり、発芽数が少なくなるので、適期は守りましょう。また、古いタネを使うと発芽率が悪い傾向があります。昨年採種した新しいタネを使いましょう。

 タネをポリポットに数粒まいて、双葉が出て、本葉が一枚開いたら、間引きして1ポットにつき1株に絞ります。苗が十分な大きさに育つまで、通常の草花に比べて時間がかかります。上から見て、葉でポットの土の表面が見えなくなるほど成長したら、プランターや花壇に植えつけます。

 なお、トウガラシのタネまきは、温度調整や生育が遅いことなどから、初心者には比較的難しい作業になります。初心者の方は、苗の購入をお勧めします。

 

植えつけ方

植えつけ

 購入した苗は、水はけのよい土を好みます。庭植えでは、根鉢がすっぽり入る大きさ、深さの植え穴を掘って、根鉢を崩さず植えつけます。

 鉢植えでは、水はけと水もちのバランスがよい培養土を用いて植えつけましょう。

 なお、花壇にトウガラシを植える場合は、連作障害に気をつけましょう。同じ場所に前年何を植えたのか? 同じナス科の植物を植えていないか? 同じナス科植物を植えた場合は連作障害が起き、生育が悪くなる可能性があります。ナス科植物を栽培した場所を避けて、植えつけましょう。

 

栽培管理

管理

水やり

 土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。根が浅く張るため、乾かし過ぎると萎れてしまうことがしばしばあります。夏は、株元に腐葉土や敷きわらなどを敷いて、乾燥を防止しましょう。

肥料

 苗を植えつける時に、元肥として粒状肥料「マイガーデン花・野菜用」、「マイガーデン植物全般用」を、1m²当たり150g、植えつける場所の土に混ぜて植えつけます。鉢植えでは、用土1ℓ当たり5gの同様の肥料を、土によく混ぜて植えつけます。植えつけから2カ月後から、所定の倍率に希釈した液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を2週間に1回程度施します。

置き場所

 日当たりのよい場所を好む植物です。日当たりが悪いと徒長して、風で倒れてしまうこともあります。

 

監修  園芸研究家 矢澤秀成
種苗会社にて16年間、野菜と花の研究をしたのち独立。植物園や肥料会社、造園会社などの顧問を歴任。またNHKテレビ「趣味の園芸」、「あさイチ(グリーンスタイル)」などの講師をつとめ、家庭園芸の普及に幅広く活躍する。

「趣味の園芸」(NHK出版)、「園芸入門」(同)、「プリムラの育て方」(同)、農業技術大系等、執筆も数多くある。

害虫・病気対策

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