植物栽培ナビシェフレラ・アルボリコラの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

 

 ‘ホンコン’

 Schefflera arboricola ‘Hong Kong’

 最も普及している品種で葉柄が短く、小葉はやや肉厚で丸みを帯びます。黄白色の斑が入るフイリホンコン(Hong Kong Variegata)もあります。

 

 ‘レナタ’

 S. arboricola ‘Renata’

 ホンコンの変わり葉で、先端に切れ込みが入り分かれます。

 

 ‘リサ’

 S. arboricola ‘Lisa’

 小葉が分かれずに一枚ものの掌状葉となるため、一風変わった雰囲気があります。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 植えつけ、植え替えの最適期は、5月から7月です。根詰まりした状態になると、極端に乾きやすくなったり、水はけが悪くなったりします。鉢土の表面に根が見えてきたら根詰まり気味なので、植え替えましょう。古い根鉢を1/3程度崩し、水はけがよく保水力のある肥沃な用土を使って、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。

 なお、根鉢を崩した際は、枝や葉も1/3程度切り詰めます。作業後はしばらく、明るい日陰に置いて養生します。

 

栽培管理

管理

置き場所

 適応力が高く、日陰でも日なたでもよく育ちますが、日光によく当てて育てた方が、葉の色つやがよく、引き締まった健全な株に育ちます。戸外に出す際は、徐々に慣らすようにすれば、直射日光でも葉焼けを起こしません。

水やり

 春から秋の高温期は、鉢土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えます。ときどき戸外に出して株全体にシャワーをかけて、葉の表面に積もったホコリなどを洗い流すと同時に、「ハダニ」予防をしましょう。葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 冬は乾かし気味とします。室内に置き、冬でも土がよく乾くようなら、鉢土の表面が完全に乾いてから水やりします。また、冬の室内は空気が乾燥しているので、こまめに葉水を与えるとよいでしょう。

肥料

 春から秋の生育期の間は、2~3カ月に1回程度、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり替わりに施します。

冬越し

 寒さに強く0℃近くの気温にも耐えますが、霜に当たると傷むので、最低気温が5℃を下回る前に室内に取り込めば安心です。

ふやし方

 さし木で容易にふやすことができます。さし木の最適期は5月から7月です。

 充実した緑枝を切り取ってさし穂にし、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、清潔な赤玉土小粒などにさします。

 

栽培のポイント

 枝がやわらかく、長くのびてくると自分の葉の重さで枝が倒れてくることがあります。支柱を立てて支えましょう。

 また、大きく育ちすぎた場合は、剪定し、コンパクトに仕立て直すこともできます。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

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シェフレラ・アルボリコラで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

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