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栽培管理|ストレリチアの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ストレリチアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ストレリチア写真

 ストレリチアは、南アフリカ原産の多年草で、ゴクラクチョウカ科に分類されています。かつてはバショウ科とされていたように、バショウやバナナに近縁の植物です。  レギナエ、ユンケア、ニコライが主に観葉植物として利用されます。代表種レギナエは、和名、ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)で、その名の通り極楽鳥を思わせる美しい花を咲かせます。この花は、切り花にも利用され人気があります。

管理

置き場所

 耐陰性があり室内でも育ちますが、本来は日当たりのよい場所を好むので、年間を通してよく日に当てます。春から秋の高温期は、戸外に出して直射日光に当てた方が、株が引き締まって健全な株となります。また、日照不足の場合は花つきが悪くなります。

 ただし、室内の株を急に直射光線に当てると、葉焼けを起こすので、1週間位をかけて徐々に明るい場所に移動するとよいでしょう。

 関東地方以西の暖地では、霜に当たらないように注意すれば、ベランダや戸外でも栽培可能です。

 なお、ニコライは葉が大きく、強風に当たると葉が切れやすいので注意します。

水やり

 春~秋の生育期は鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。冬は鉢土を乾かし気味にします。乾燥に強いので、かなり乾燥させても問題ありません。鉢土の表面が完全に乾いても寒いようであれば水やりを控えましょう。

 なお、ときどき戸外に出して株全体にシャワーをかけて、葉の表面に積もったホコリなどを洗い流すとよいでしょう。葉のホコリ対策には、葉面洗浄剤「リーフクリン」も利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期の間は、2~3カ月に1回程度、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」用土1ℓ当たり3gをばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり替わりに施します。肥料切れさせると葉色が薄くなり、観賞価値が低下します。

冬越し

 室内の明るい場所に置き、冬越しさせます。低温には比較的強いので、霜に当てなければ問題ありません。なお、低温期は生育を停止しているので、水やりは控えます。

ふやし方

 実生や株分けでふやすことができます。いずれも、5月~7月ぐらいが最適期です。

 なお、株分けした後は根が傷んでいるので、明るい日陰に置いて1カ月ほど養生させましょう。

(1)鉢の縁をたたいて根鉢を取り出す。

(2)根鉢の下1/3~1/2を切り落とす。

(3)古土を丁寧に落とし、長い根を切って株が分かれるところで裂くようにすると、接点が見つかる。

(4)接点にナイフなど鋭利な刃物を入れて切り分ける。

(5)元の鉢、あるいは7~8号サイズのプラ鉢に、観葉植物用土を入れて植えつける。土を入れたところを割ばしなどでつついて、根の間にもすき間なく土を入れる。

 

栽培のポイント

 根が太く、根詰まりを起こしやすいですが、多少根詰まり気味の方が花を咲かせやすくなります。ただし、過度の根詰まりになると、株が萎縮したり、鉢が割れる場合があるので注意します。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ストレリチアの育て方のページです。
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