植物栽培ナビツピダンサスの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

‘ウァリエガタ’
Scefflera pueckleri ‘Variegata’

葉に乳白色や黄白色の斑が不規則に入る。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水はけのよい肥沃な用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。根鉢を崩さずに鉢増しするのであれば、5~9月まで作業が可能です。鉢を大きくしたくない場合は、5~6月ごろに植え替えれば、その後の回復が順調に進みます。太い根が鉢穴から出てくると水はけが悪くなるので、そのような場合は植え替えます。

 

栽培管理

管理

置き場所

 耐陰性がありますが、本来は強光線下で育つ植物です。一年中室内で楽しむ場合は、できるだけ明るい場所に置く方が健全に育ちます。5~10月は屋外に置くことも可能です。屋外へ出すときは葉焼けを防ぐため、徐々に強光線に慣らすようにしましょう。

水やり

 基本的には鉢土の表面が乾いたら、たっぷり水やりします。夏は鉢土が乾きやすいので毎日水やりし、冬は乾かし気味に管理することで、耐寒性が強くなります。
また、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期間中、用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を2カ月に1回程度ばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 乾かし気味に管理すれば、5℃以上で冬越し可能です。

ふやし方

 さし木や取り木でふやします。5~7月ごろが最適期です。斑入り品種はさし木では活着しにくいので、取り木します。
 さし木は、充実した枝を長さ10〜15cmで切り揃え、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、さし木用土、あるいはパーライトとバーミキュライトを1:1で混合した用土を入れた5号(口径15cm)平鉢にさします。
 取り木は、株の上から30cmほどの位置を幅2〜3cmで環状剥離し、湿らせた水ごけで巻いてビニールシートで覆います。1〜2カ月後、発根が見えたら株から切り離します。







 

栽培のポイント

 葉が大きく葉柄も長いので、徒長すると葉が垂れ下がってだらしのない格好になりがちです。そのような状態になると病害虫も発生しやすくなります。できるだけ日光に当てて、引き締まった健全な株づくりに努めてください。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

写真を選んで対処薬剤へGO!

ツピダンサスで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
ツピダンサスの育て方のページです。
住友化学園芸では、家庭園芸用殺虫剤・殺菌剤・除草剤・肥料のほか、くらしに関連するさまざまな商品を扱っています。
商品の使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。