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栽培管理|ツピダンサスの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ツピダンサスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ツピダンサス写真

大形で光沢のある掌状葉が美しいシェフレラ(Schefflera)の一種で、インドからマレー半島にかけての熱帯アジアに原産します。ツピダンサスの名は、以前この植物にツピダンサス・カリプトラツス(Tupidanthus calyptratus)という名前を当てられていたことによります。 耐陰性があり、下葉が落ちにくいので観葉植物として利用され、存在感のある大鉢に仕立てられます。

管理

置き場所

 耐陰性がありますが、本来は強光線下で育つ植物です。一年中室内で楽しむ場合は、できるだけ明るい場所に置く方が健全に育ちます。5~10月は屋外に置くことも可能です。屋外へ出すときは葉焼けを防ぐため、徐々に強光線に慣らすようにしましょう。

水やり

 基本的には鉢土の表面が乾いたら、たっぷり水やりします。夏は鉢土が乾きやすいので毎日水やりし、冬は乾かし気味に管理することで、耐寒性が強くなります。
また、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期間中、用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を2カ月に1回程度ばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 乾かし気味に管理すれば、5℃以上で冬越し可能です。

ふやし方

 さし木や取り木でふやします。5~7月ごろが最適期です。斑入り品種はさし木では活着しにくいので、取り木します。
 さし木は、充実した枝を長さ10〜15cmで切り揃え、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶしてから、さし木用土、あるいはパーライトとバーミキュライトを1:1で混合した用土を入れた5号(口径15cm)平鉢にさします。
 取り木は、株の上から30cmほどの位置を幅2〜3cmで環状剥離し、湿らせた水ごけで巻いてビニールシートで覆います。1〜2カ月後、発根が見えたら株から切り離します。







 

栽培のポイント

 葉が大きく葉柄も長いので、徒長すると葉が垂れ下がってだらしのない格好になりがちです。そのような状態になると病害虫も発生しやすくなります。できるだけ日光に当てて、引き締まった健全な株づくりに努めてください。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ツピダンサスの育て方のページです。
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