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栽培管理|ディクソニアの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ディクソニアの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ディクソニア写真

ディクソニアは、主に南半球に分布する木性シダで、日本ではアンタルクティカ(D. antarctica)が一般的です。オーストラリア東南部とニュージーランド原産で、「ソフト・ツリー・ファーン」「タスマニアン・ツリー・ファーン」のなどの名があります。大きなものは10mにもなり、幹は茶褐色の根で覆われています。  オーストラリアで出会った見上げるほどのディクソニアの葉は、太陽光に透けたグリーンがとて

管理

置き場所

 夏以外はレースのカーテン越しの光に当てて育てます。夏の強光線は葉焼けを起こすので、さらにもう少し弱い日ざしの下で管理します。

水やり

 水やりの際は、葉の上から株全体に水をかけます。太い幹がある程度大きく立ち上がっている株には、新芽が展開してくる幹頂部の成長点や、幹回りにもまんべんなく水をかけます。
冬、屋外に置いて葉が枯れたような株は、暖かい日にときどき水やりする程度で構いません。暖かな室内に取り込む場合は、空気が乾燥するので葉水をこまめに与え、乾かし過ぎを防ぎます。

肥料

 5~10月の生育期間中に、用土1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を2カ月に1回程度、土の表面にばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場 観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 寒さには強いので、寒冷地以外では庭植えのままでも冬越し可能です。ただし、まだ小さな株の場合は、室内に取り込んだ方が無難です。

ふやし方

 胞子でふやしますが、あまり一般的ではありません。苗を購入する方がおすすめです。

 

栽培のポイント

 水分を好むので、高温期は水切れさせないよう、鉢土が乾く前に株全体に十分水を与えるようにします。ただし、停滞水は嫌うので、鉢皿には水を溜めておかないようにします。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ディクソニアの育て方のページです。
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