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栽培管理|の育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

の栽培管理と収穫の方法について紹介します。

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エンジェルストランペットは、文字どおり「天使のラッパ」の意味の英名で、キダチチョウセンアサガオ(ブルグマンシア)属に含まれます。南アメリカのアンデス地域を中心に、5種が分布します。以前はダチュラ(チョウセンアサガオ)属に含まれていましたが、ダチュラは草本で、花が上向きに咲くのに対し、キダチチョウセンアサガオは木本で、花が下垂することから、現在は別属として扱われています。 気温が5℃以下になると地

管理

水やり

根づくと葉がどんどん茂り、大量の水分を要求するので、水切れさせないように管理します。特に夏の高温期で極端に乾く時期は、水切れに注意します。水をやるときは、用土にしみ込むまで、十分に与えます。

鉢植えでは、夏の高温期には水切れさせないように朝と夕方の1日2回、春と秋は1〜2日に1回程度、冬は鉢土が乾いたら水を与えます。
肥料

エンジェルストランペットは生育時に、十分な肥料を施しましょう。

庭植えでは、6〜9月の期間、2カ月に1回程度、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150gを施し、さらに液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を250倍に希釈したものを、2週間に1回、施します。

鉢植えでは、同時期に2カ月に1 回程度、「マイガーデン植物全般用」を用土1ℓ当たり5gを施し、さらに液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」を1000倍に希釈したものを、2週間に1回、施します。

剪定

生育期に剪定は必要ありませんが、大きくしたくない場合や鉢植えでは、11月に株元から15cm程度の高さで切り戻します。関東地方以西で庭植えにしている株は、切り戻したあと、ポリマルチで地面を覆い、さらにビニール袋などをかぶせて防寒しましょう。

ふやし方

さし木で簡単にふやすことができます。その年に出て、硬くなった枝を5〜7月の間に10~15cmの長さで切り取ります。先端から2~3枚の葉を残し、下部の葉は取り除いてから、30~60分程度水揚げをします。植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶしてから、赤玉土小粒や鹿沼土小粒、またはさし木用土にさします。さし床にたっぷり水を与えたら、ビニール袋などで鉢ごと包んで日陰に置きます。9月には発根するので、鉢上げします。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。


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