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栽培管理|ドラセナ・フラグランスの育て方

監修:園芸研究家 尾崎 忠

ドラセナ・フラグランスの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

ドラセナ・フラグランス写真

 ドラセナの仲間は、世界の熱帯に60種程が知られており、大鉢から小鉢まで様々なサイズのものが出回ります。コルディリネ(Cordyline)に似ていますが、地下茎がないのと、根がオレンジ色を帯びるのことで区別できます。また、ほとんどの種は葉のつけ根部分が葉柄状にくびれないのも、コルディリネとの相違点です。  たくさんの種や品種が流通するので、詳しくは次の「品種紹介」で述べます。

管理

置き場所

 耐陰性はありますが、年間を通してできるだけ日光に当てます。5月後半から9月までの高温期は、できるだけ戸外に置いて日光に当てますが、急に強光線に当てると葉焼けを起こすので、徐々に慣らしていきます。

 室内に置く場合でも、できるだけ日光が当たる場所に置くようにします。特にマルギナタは、日照が弱いと葉が垂れてだらしがなくなくなりますが、光に当ててやると徐々に葉が立って、美しい姿になります。

水やり

 春は、鉢土の表面が乾いたら水やりし、夏は毎日水を与えます。気温の低下とともに徐々に水やり回数を減らし、冬は室内に置いて乾かし気味に管理します。ただし、暖房が効いて乾燥した室内では、こまめに葉水を与えて湿度を上げてやりましょう。春から秋の間も水やりの際に葉水を与えると、「ハダニ」予防になります。

 また、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期の間は、緩効性肥料を2カ月に1回程度、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を株元にばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 種類によって耐寒性が異なるので注意します。フラグランス、レフレクサは耐寒性が弱いので、最低温度8℃以上を保てる部屋に置いて冬越しさせます。

 デレメンシス、マルギナタ、サンデリアナは耐寒性が多少強いので、5℃以上の部屋に置いて冬越しさせます。

ふやし方

 5~7月にさし木や取り木でふやします。葉のついた天芽をさす場合は、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶし、葉を輪ゴムなどで束ねて赤玉土小粒などにさします。ぐらつかないように支柱などを添えて固定するとよいでしょう。

 葉のついていない幹の部分も10~15cm程度の長さに切って、切り口に植物成長調整剤「ルートン」を薄くまぶして、赤玉土小粒などにさします。さし穂の上下を間違えないように注意しましょう。

 ある程度大きな株に仕立て直したい場合は、取り木をします。根を出させたい部分の幹を2~3cm幅で環状剥皮して水ごけで巻き、ビニールシートなどを被せて上下をビニタイで固定します。上のビニタイは軽く締め、下は少しきつめに締めましょう。水ごけを乾かさないようにビニールシートのすき間から水やりすれば、約1カ月程度で発根してきます。ビニールシートの外から見てとれるほど十分根が回ったら、親から切り離して鉢上げします。鉢上げ後は、明るい日陰で管理した後、徐々に明るい場所に移動させていきます。

 

栽培のポイント

 耐陰性があるので、室内に置きっぱなしにしがちですが、日照が足りないと葉色が不鮮明になったり、間伸びして軟弱になるので、できるだけ日光に当てて健全な株作りに努めます。

監修 園芸研究家 尾崎 忠

1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

ドラセナ・フラグランスの育て方のページです。
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