植物栽培ナビネオレゲリアの育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

Neoregelia carolinae ‘Flandria'

カロライナエ‘フランドリア'

濃緑色の葉に乳白色の覆輪斑が入り、中心部は鮮赤色となる。

 

N. spectabilis

スペクタビリス

緑色の葉の先端がピンク色となり、ツマベニ(爪紅)アナナスの和名がある。

 

N. ‘Fireball'

‘ファイアーボール'

小形で葉は光沢のある紫赤色となる。ほふく枝を出して群生する。

 

N. ‘Rio of Rio'

‘リオ・オブ・リオ'

小形で葉は緑色で、中心部が紫赤色となる。ほふく枝を出して群生する。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

植えつけ・植え替え

 ヤシの実チップや水ごけをつかい、植え込み資材1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけましょう。花が終わった株はしだいに枯れていくので、観賞期間が終わった株は基部から切り取り、脇に出ている子株を株分けして植え替えます。適期は5~9月上旬です。植えつけ後は1カ月ほど明るい日陰に置いて養生します。

 

栽培管理

管理

置き場所

 年間を通して、日光によく当てて育てます。特に赤色系の品種は、日光によく当てることで、葉色がより鮮明になります。

水やり

 春から秋までは、株の真上から水やりし、葉の中心の筒状部分に水を溜めた状態で管理します。長期間水を溜めたままにすると、水が腐ったり濁ったりするので、2週間に1回ぐらいの割合で、水をこぼして入れ替えます。日常的には水が完全に乾かないように、葉水を与えるようにします。

 なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

 また、冬は筒の部分に水が溜まらないように注意し、乾かし気味に管理しますが、引き続き葉水はまめに与えましょう。

 

肥料

 春から秋の生育期の間は、2~3カ月に1回程度、植え込み資材1ℓ当たり5gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を株元にばらまきます。または、2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 最低温度3℃程度で冬越しするので、室内の明るい窓辺に置きます。

ふやし方

 株分けでふやすことができます。5~9月上旬の高温期が適期ですが、子株があまり小さいうちに親株から外してしまうと、その後の成長が遅れるので、葉が5~6枚ほど展開してきてから親株から外します。親株から切り取るときは、必ず基部の硬い部分をつけた状態で切り取ります。根は無くても構いません。

 

栽培のポイント

 ネオレゲリアの仲間は、花を咲かせたらその株の一生を終えます。すぐに枯れてしまうわけではなく、しばらく観賞できるのですが、いずれは枯れていきます。よい時期に子株を外して、上手に株を更新し、育ててください。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

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ネオレゲリアで適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

対象の「害虫」と「病気」を防除する薬剤は・・・

使用に際しては必ず商品の説明をよく読んで、記載内容に従ってお使いください。
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