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栽培管理|キョウチクトウの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

キョウチクトウの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

キョウチクトウ写真

キョウチクトウは、インドやパキスタン、地中海沿岸地域の原産の常緑性の低木です。日本には18世紀末に渡来したとされ、暖地性でありながら、山形県以南の東北地方から沖縄県まで広く植栽されている非常に丈夫な花木です。 主にヨーロッパで品種改良が進みました。日本では戦後に、オリジナルの品種も生み出され、さまざまな花色の品種が楽しめるようになりました。

管理

管理

水やり 庭植えでは、真夏の高温乾燥が続くとき以外には水やりは必要ありません。水やりする場合は、朝か夕方に土に水がしみ込むまで、十分に与えます。
肥料

成長が始まる前の3月と、開花前の6月に粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g施します。なお、初秋に肥料を施すと、いつまでも枝が成長し続けてしまい、枝が硬化せずに寒さで枯れてしまうこともあるので、注意します。

剪定

多くの花木が前年の夏前後に花芽をつくり、翌春に開花するのとは異なり、キョウチクトウなど夏咲きの花木は、春に出た枝を伸ばしながら、花芽をつくっていきます。そのため、剪定は厳冬期を除き、開花が終わる9月〜翌年の3月までに行ないます。混み過ぎた枝は基部から切り除き、株の内側にも日が当たるようにすると、株全体に花を咲かせます。よく萌芽するので、枝は好みの場所で切ることができます。

植えつけ時と同じく、手袋やメガネ、長袖、長ズボンを着用して、樹液や切り口などに触れない、樹液が飛んだ時に肌に触れない、目などに入らないように注意します。

ふやし方

さし木でふやすことができます。適期は6〜7月で、25℃以上あると発根します。充実した太い枝を選び、長さ10cmほどの長さに、鋭利な刃物で斜めに切ります。30分ほど水揚げをして、植物成長調整剤「ルートン」を切り口にまぶしてから、赤玉土小粒やさし木用土を満たした鉢や箱にさします。たっぷりと水やりし、日陰に置いて乾かさないように管理するか、ビニール袋などで密封すれば、秋には発根します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

キョウチクトウの育て方のページです。
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