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栽培管理|キンモクセイの育て方

監修 園芸研究家 倉重祐二

キンモクセイの栽培管理と収穫の方法について紹介します。

キンモクセイ写真

 春に香り高い花を咲かせる花木にジンチョウゲがありますが、秋を代表する香りのよい花木といえば、キンモクセイでしょう。10月には、あちこちから甘い香りが漂います。香りだけではなく、オレンジ色で集まって咲く小さな花と、濃い緑の葉の対比も鮮やかです。中国では、乾燥した花が桂花酒の材料として用いられます。日本では芳香剤によって、最も知られる花木の香りかもしれません。

管理

水やり

 根づいてしまえば、夏の高温期で極端に乾燥する時期以外には、庭植えでの水やりは特に必要ありません。

肥料

 寒肥として2~3月に、粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を1m²当たり150g株のまわりにばらまきます。

剪定

 春咲き花木の多くは前年の夏前後に花芽をつくり、翌春に開花しますが、キンモクセイは夏に花芽をつくり、その年の秋に開花します。そのため、剪定は秋の開花後から、翌春の4月までに行ないます。それ以降は、徒長枝などを切る程度にします。刈り込みに耐え、よく萌芽するので、好みの樹形に仕立てることができます。

ふやし方

 タネができないので、さし木でふやします。6~9月に成熟し硬くなった枝を、鋭利な刃物を使って長さ10cmほどで切ります。1時間ほど水揚げをし、植物成長調整剤「ルートン」を切り口に薄くまぶしてから、赤玉土やさし木用土を満たした鉢や箱にさし木をします。たっぷりと水やりして、ビニール袋などで密封し、日陰に置きます。発根率はあまりよくなく、発根まで時間がかかりますので、冬は玄関や軒下など、なるべく無暖房の暖かい場所に春まで置き、乾かさないように管理します。

監修:園芸研究家 倉重祐二

園芸研究家。千葉大学大学院園芸学研究科修了。赤城自然園(群馬県)を経て、現在は新潟県立植物園に勤務する。日本植物園協会 植物多様性保全委員、新潟県野生生物保護対策委員、魚沼市自然環境保全調査委員会副委員、NHK趣味の園芸講師などをつとめ、園芸の普及に幅広く活躍する。専門はツツジ属の栽培保全や系統進化、花卉園芸文化史。
「日本の植物園における生物多様性保全」(日本植物園協会)、「よくわかる栽培12か月 シャクナゲ」(NHK出版)、「原色日本産ツツジ・シャクナゲ大図譜」(誠文堂新光社)等、論文や執筆も数多くある。

キンモクセイの育て方のページです。
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