植物栽培ナビバニラ【地植え】の育て方

監修  園芸研究家 尾崎 忠
基本情報
基本情報
科名属名
原産地
分類
栽培のスタート
日照条件
生育適温
水やり
特徴
樹高
種まき期
植えつけ期
開花期
収穫期
植えつけから収穫までの期間
開花から収穫までの期間
豆知識

品種紹介

フイリバニラ Vanilla planifolia ‘Variegata’
葉に黄緑色の斑が縦縞状に入り、より観賞価値が高い品種。

栽培カレンダー

カレンダーは拡大してご覧ください。

準備と植えつけ

準備

栽培方法

植えつけ・植え替え

 水はけと保水力のある肥沃な用土を使い、用土1ℓ当たり2gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」を混ぜて植えつけます。鉢のサイズは、株元の太さよりひと回りほど大きなものを用いましょう。あまり大きな鉢だと全体のバランスが悪く、冬に過湿になりやすいので避けましょう。

 

栽培管理

管理

置き場所

 夏は直射日光を避けますが、そのほかの時期はできるだけ日光がよく当たる場所に置きます。

水やり

 高温多湿を好むので、水ごけを常に湿った状態に保ち、葉水をこまめに与えます。
冬は乾かし気味に管理にしますが、15℃以上保てるようなら、水ごけが常に軽く湿った状態をキープするように管理します。低温になる場合は、植え込み材料や用土を乾かし気味にし、葉水を与える程度とします。
なお、葉のホコリ対策には葉面洗浄剤「リーフクリン」が利用できます。葉のホコリや汚れを落とし、みずみずしい自然な光沢がよみがえります。

肥料

 春から秋の生育期間中、2~3カ月ごとに植え込み材料、あるいは用土1ℓ当たり3gの粒状肥料「マイガーデン植物全般用」をばらまきます。または2週間に1回程度、液体肥料「マイガーデン液体肥料」、「花工場原液」の1000倍液か、「そのまま使える花工場観葉植物用」を水やり代わりに施します。

冬越し

 寒さに弱いので、できるだけ暖かい場所に置きます。ワーディアンケースなどに入れ、できるだけ高温多湿な環境づくりをします。

 

ふやし方

 6~7月ごろにさし木でふやせます。節々から気根を出すので、気根を水ごけで巻いて、さします。

 

栽培のポイント

みずみずしい葉を楽しむには、高温多湿の管理が必須です。冬越しをいかに上手くできるかが最大のポイントなので、保温に努めましょう。
また、花を咲かせるには、つるを長く伸ばす必要があります。ヘゴ柱は、最近なかなか手に入りにくいので、トレリスなどを添えて絡ませ、つるを長く伸ばすとよいでしょう。

 

監修  園芸研究家 尾崎 忠
1973年8月生まれ。(有)エクゾティックプランツ代表取締役として熱帯植物の生産を行う。 帝京大学経済学部経済学科卒業後、公園緑地の樹木名板やサインに関する営業職を経て、2000年に家業である同社に入社する。 約2500~3000種の植物生産管理に携わる傍ら、アブチロンの育種を行う。現在は、トケイソウやハイビスカスの苗をメインに生産中。サンセベリアや、ビカクシダ、ホヤなどのコレクションも豊富。「熱帯植物には、まだまだ魅力的な植物がたくさんあります。一つでも多く家庭園芸に普及するよう努力していきたいです。」

害虫・病気対策

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バニラ【地植え】で適用のある害虫・病気と対処薬剤

害虫

病気

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